「楽天モバイルエンジニアリング」を設立–携帯電話基地局の工事、運用を担う子会社を合併

CNET Japan

 楽天モバイルは3月14日、携帯電話基地局を工事、運用する新会社「楽天モバイルエンジニアリング」を4月1日に設立すると発表した。

 新会社は、楽天モバイルの完全子会社であるT.H.I.Rを存続会社、同様に完全子会社のGLAM.Rを消滅会社とし、吸収合併の方式で設立する。基地局工事、運用を担う子会社間の吸収合併により、事業運営の効率化、維持管理コストの削減、基地局開設における品質や安全性の強化を図るという。

 代表取締役社長には、楽天モバイル 代表取締役副社長を務める矢澤俊介氏が就任する。資本金は2000万円で、出資比率は楽天モバイル100%となる。

 楽天モバイルは2月、楽天回線エリアの4G人口カバー率(屋外基地局による夜間人口に対する人口カバー率)が96%に到達したと発表。さらなる基地局整備の加速、次世代通信規格を見据えたエリア展開を推し進めるため、携帯電話基地局における設計や建設工事、運用保守などに関わる事業を展開する新会社を設立することになったという。

 今後も迅速なエリア拡大、基地局の高密度化を行い、楽天モバイルが提供するサービスの利便性や満足度の向上を図るとしている。

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