ノートPCとスマホの修理しやすさについてのランキングが発表され、Appleが両部門でともに最下位になったことが分かった。
これは非営利団体のU.S. PIRGの手によるもので、ノートPCおよびスマホについて、修理のしやすさをスコア化したもの。対象となったのは主要メーカー10社の187デバイスで、フランスが各社に公開を要求している各デバイスの分解のしやすさ、部品の入手しやすさや保有年数、納期、価格、修理手順書の有無といった修理可用性のデータに基づいているほか、修理権を阻止するためにロビー活動を行っていると減点されるシステムだ。ノートPCはDell、スマホはMotorolaが最も高いスコアを獲得する一方、AppleはノートPC・スマホともに最下位となるスコアを叩き出し、堂々の二冠に輝いている。Appleは、ノートPCでブービーとなるスコアを獲得したMicrosoft、同じくスマホでブービーのGoogleとともに、修理を保証するための法律に反対の姿勢を見せていることが大きな減点要因となったようだ。ちなみにフランスでは、86％ものユーザーが今回の調査の元となった修理可用性のスコアを製品購入の参考にすると回答しており、今回の調査も大きな影響を与える可能性がありそうだ。