Appleは8日、新型SoCとなる「M1 Ultra」を搭載した小型デスクトップ「Mac Studio」をはじめとした新製品を発表した。
Mac Studio
Mac Studioは、新設計のケースと新SoCのM1 Ultraを採用した小型高性能デスクトップ。すでに予約を受け付けており、発売は18日。価格はM1 Ultra搭載モデルが49万9,800円から、M1 Max搭載モデルが24万9,800円から。
新SoCとして、既存のM1 Maxを2基連結したM1 Ultraが搭載可能。Mac miniを縦に伸ばしたようなコンパクトな筐体ながら、CPU性能では16コアXeonを搭載するMac Proと比べて最大90%の高速化を達成したとする。また、GPU性能についても現行最速のMac向けビデオカードより最大80%高速だとしており、8K Pro Res 442ストリームを18本同時再生できるという。
Studio Display
Studio Displayは、A13 Bionicを内蔵した5K(5,120×2,880ドット)対応の27型ディスプレイ。すでに予約を受け付けており、発売は18日。価格は19万9,800円から。
パネルは600cd/平方mの輝度、10億色の表示色数を発揮。Thunderbolt 3ポートを通じて最大96Wの給電も行なえる。1,200万画素の超広角カメラ、3基のマイクアレイ、高性能スピーカーに加え、SoCとしてA13 Bionicを搭載し、センターフレームやマイクのノイズ抑制機能、空間オーディオなどもサポートする。映り込みを抑えるNano-textureガラスなどもオプションで用意する。
iPad Air
iPad Airは、SoCとして新たにM1を採用した10.9型タブレット。予約は11日22時から開始し、発売は18日。ストレージ/無線の構成および価格は、64GB/Wi-Fiが7万4,800円、64GB/Wi-Fi+セルラーが9万2,800円。256GB/Wi-Fiが9万2,800円、256GB/Wi-Fi+セルラーが11万800円。
SoCを従来モデルのA14 BionicからM1に強化。CPU性能は最大60%、GPU性能は最大2倍の高速化を実現した。1,200万画素の超広角前面カメラを備え、被写体を中心に捉え続けるセンターフレームにも対応。セルラーモデルでは5G通信もサポートする。
iPhone SE
iPhone SEは、SoCを最新のA15 Bionicに刷新し、5Gにも対応した4.7型スマートフォン。予約は11日22時から開始し、発売は18日。ストレージ構成および価格は、64GBが5万7,800円、128GBが6万3,800円、256GBが7万6,800円。
従来モデルから継続して4.7型1,334×750ドットRetina HDディスプレイを搭載。筐体デザインも継承し、ホームボタンとTouch IDを備えている。一方でSoCはA15 Bionicに強化し、バッテリ駆動時間やカメラ機能の向上を図っている。また、5G通信もサポートする。
キーボードやマウス、iPhone 13全モデルには新色が追加
そのほか、一部現行製品では新色の追加を実施。Touch ID搭載Magic Keyboard、Magic Trackpad、Magic Mouseでは、Studio Displayにあわせた色として、ブラックが新たに選択可能となる。こちらはすでに販売中。
また、iPhone 13 ProおよびPro Maxではアルパイングリーン、iPhone 13および13 miniではグリーンを新色として用意している。予約は11日22時から開始し、発売は18日。
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