ウクライナ大使の訪問拒否は誤解 – 鈴木貴子

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メディアなどでも取り上げられております、今般の在京ウクライナ大使と大臣表敬に関することについて事実関係を述べさせていただきます。

議院予算委員会での国民民主の川合議員からの質問で「面会要請が一カ月にわたり放置されていたのではないか」との指摘や、報道が出ました。

コルスンスキー大使との面会については2月24日に在京ウクライナ大使館から口上書で要望があり、双方の都合の良い日程を調整した結果、3月2日に表敬が実現されています。

が、コルスンスキー大使から「ご多忙の中、速やかに表敬依頼に応じて頂き感謝申し上げる」旨の発言があったように、会談は速やかに実現されております。

その後、ウクライナ大使のTwitter において「いいえ、林さんの反応はとても速かったです。(コルスンスキー大使と)会いたくなかったのは副大臣の鈴木さんです」と書かれた投稿がなされました。

それが事実であるかのように拡散されていきました。

表敬を妨害したことも、断ったこともありません。以下、詳細。
24日にウクライナ大使から寄せられた表敬口上書は大臣宛であり、それを私が知ったのは日程調整後です。
表敬要請は宛先ごとに、担当課から上申されます。例)大臣への場合は、大臣室。副大臣への場合は副大臣室など。

この発言を受け、省内で確認をしたところ双方の担当レベルでの目詰まりを確認しました。

大使にも事実関係を欧州局長より伝達していただき、結果として昨晩、
「結局のところ、私たち大使館と外務省の間には技術レベルでの誤解がありました」と投稿されました。

なお、当初のツイートは削除されております。

私の妨害もしくは拒否疑惑のみならず、根本的な問題として技術(担当)レベルでの意図せぬ誤解があったことは事実です。
要請が口頭であったが故に担当課が上申の判断をせず、待機していたことが目詰まりを生じさせてしまった

現下の情勢を鑑みれば、原則に拘らずに上申すべき事案であります。

大使はじめ多くの皆さんに誤解や不愉快な思いをさせてしまったことを申し訳なく思うと同時に、ふたたび繰り返さぬための行動が重要であると考えております。
今後、技術レベルでの誤解が無きよう表敬要請については上申をすることを関係各所と確認を致しました。

ロシアによる一方的な現状変更、領土と主権の一帯性への侵害を非難すると共に、ウクライナはじめ国際社会と連携してまいります。

未だにネットでは、古い記事はもとより事実ではない情報が拡散され続けています。

また、誹謗中傷、人格攻撃。「応援していたのに裏切られた気持ちだ」、「政治家やめろ」などの声は言葉に表せぬものがあります。

国会では答弁のかたちで説明をしておりましたが、大使と直接お会いし、誤解の解消を確認するまでは最低限の発信に努めてまいりました。

本日、大使と直接お目にかかる機会を得ました。

コルスンスキー大使からは、発言およびそれが拡散されていることに「申し訳ない」と謝罪の言葉を頂戴し、
私からも、表敬依頼に対する不手際、不快な思いをさせてしまったことをお詫び申し上げ、加えてふたたび繰り返すことのなきよう省内での今後の取り組みについて説明いたしました。

また、互いにウクライナのみならず地域、世界の平和のために協力していくことを確認することができました。

なお、ここに大使によるTwitter投稿を載せさせていただきます。

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