シャープは3月4日、大阪府堺市堺区役所と共同で、マイク搭載スピーカーシステム「GX-CS100」の実証実験を実施すると発表した。マスク、パーティション越しの会話における負担軽減や応対時間の短縮効果を検証する。
窓口業務用マイク搭載スピーカーシステム「GX-CS100」
窓口での使用シーン
実施期間は3月7~18日。堺市堺区役所本館1階の市民課窓口2カ所に設置する。窓口業務用マイク搭載スピーカーシステムは、感染症対策のためにアクリル板や透明シートなどのパーティションを設置した窓口や受付、レジカウンターでの使用を想定したもの。
窓口業務者用の親機、来訪者用の子機のそれぞれにマイクとスピーカーを搭載し、「クリアボイス」機能により、マスクやパーティションによって減衰する音声を補正。「マイク集音範囲制御」機能が、隣の窓口の会話や周囲の雑音の集音を抑制し、マイクに話しかけた声を、相手側のスピーカーにクリアに届ける。