Intel、薄型軽量ノート向け第12世代Coreを出荷開始。28Wでも14コア

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第12世代CoreプロセッサP/Uシリーズ

 米Intelは23日(米国時間)、薄型軽量ノートPC向けの第12世代Coreプロセッサ「P」シリーズと「U」シリーズを3月より出荷開始すると発表した。Acer、ASUS、Dell、Fujitsu、HP、Lenovoe、LG、MSI、NEC、Samsungといったメーカーより搭載デバイスが3月以降に発売される。

 第12世代Coreはデスクトップが2021年10月に投入され、それに続いてゲーミングノート向けのHシリーズが2月より販売開始となっている。それに対し、PシリーズはProcessor Base Powerが28W、UシリーズはProcessor Base Powerが15Wまたは9Wで、メインストリームの薄型軽量ノート向けとなっている。

 Pシリーズでは最大14コア(Pコアが6コア、Eコアが8コア)となっているほか、最大96EUを内包するXeグラフィックスを搭載。Core i7-1280PとCore i17-1195G7を比較した場合、マルチスレッド性能は最大70%向上するという。Blender 3.0による3Dレンダリングでは実に2倍の性能を発揮できる。一般向けの用途においては、Webブラウジングは17%、写真編集は30%、総合性能は20%向上するとしている。

マルチスレッド性能比較

3Dレンダリング性能比較

Webブラウジングや写真編集における性能向上

CrossMarkの結果比較

 内蔵のGPUで最上位のIris Xe Graphicsでは、1080pの解像度でほとんどのゲームをプレイできる性能を実現するという。

多くの3Dゲームがプレイできる性能のIris Xe Graphics

 接続性としては、Wi-Fi 6EやBluetooth 5.2、5G Solution 5000への対応、Thunderbolt 4のサポート、新しいISP(Image Processing Unit 6)によるカメラ画質の改善などを挙げている。

接続性の向上

同じセンサーモジュールでも画質が向上

 Processor Base Powerが28Wと15Wのモデルはパッケージが共通で50×25×13mm。9WのUシリーズのみパッケージは28.5×19×11mmと小型となっており、DDR4/DDR5メモリをサポートせず、LPDDR4xまたはLPDDR5のみ対応。I/Oも減っている。

PとU(15W)は共通のパッケージ。9WのUシリーズのみI/O周りが削減されている

Pシリーズ(28W)のラインナップ

Uシリーズ(15W)のラインナップ

Uシリーズ(9W)のラインナップ

Evoプラットフォームも第3世代となり、ビデオ会議品質が確保された

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