15日のホワイトハウスでバイデン米大統領は、一部部隊をウクライナ国境近辺から撤収したとするロシアの主張について「それはよいことだ」述べたうえで、「米国はまだ(撤退を)確認していない」と付け足しました。
アメリカの専門家の分析によると、現在ロシアは15万人以上の軍隊をウクライナの国境に沿ってウクライナとベラルーシを包囲しており、侵攻は可能な状態のようです。
その一方で、ウクライナ国防省は、大統領の声明中にサイバー攻撃を受けたと発表しています。
ウクライナ、銀行と国防省に続いてSBUもサイバー攻撃受けてるとぬ
— ユーリィ・イズムィコ (@OKB1917) February 15, 2022
ただし、アメリカ政府によると、まだ発信元は見つかっていないとのことです。
ベラルーシのウクライナの国境近くで橋がかけられたという未確認情報もあります。
Recent Planet imagery of the Pripyat river in Belarus near the RU-UA border shows a new bridge having been constructed earlier today. https://t.co/JFRxhEUW0j pic.twitter.com/cMTpMGrkHP
— Amelia Smith (@ameliairheart) February 16, 2022
株式市場は、ロシア軍がウクライナ国境近くから一部撤収との情報で伝わり、リスクオンとなったそうですが、一寸先は闇のようです。
🇺🇸株 きょうは大幅高
・ロシア軍がウクライナ国境近くの演習から一部撤収と伝わり、リスクオン
・ナスダックは2.5%高
・原油は一転下落
・米10年債2.05%に
・米PPI(卸売物価)は前年比9.7%と市場予想9.1%を上回る。前月比でも1.0%上昇とピークアウトの兆しみえず
・1月FOMC議事要旨 あす未明に発表 pic.twitter.com/fKy0lmYkLg— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) February 15, 2022
プーチン大統領も、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟を認めないようロシアが要求していることについて、欧米の回答を待ち続けることはないと警告しています。
NATO諸国は、外交努力を続けると言っているうちに戦争が拡大していったかつての教訓を生かせるでしょうか。
露のウクライナ侵攻がすぐにでも起きそうな報道であるが私は当面はないと思う。ロシアの10万の軍ではウクライナを攻略できない。アメリカも戦力集中が少な過ぎる。湾岸戦争時には多国籍軍はイラクの5倍の戦力を集結させた。今の軍事力の構えからは米露とも大規模戦争は避けたい思いが透けて見える。
— 田母神俊雄 (@toshio_tamogami) February 15, 2022