これからの改良にも大きく期待。
サイバーパンク世界でエッジに生きるRPG『サイバーパンク2077』に大幅な修正・変更といくつかの新要素を追加する大型パッチが配信となりました。今回はついにグラフィックが次世代機(PS5とXbox Series X/S)に対応するなど、サイズにして60GB超の本当にデカいアップデートとなります。
ローンチ時はなかなか大きめの問題を抱えた状態だったため悪評がついたり、一時期PS Storeでの販売が休止になるまでいきましたが、何度かのアップデートを経て問題は徐々に改善し、今回はそこに更にゲームの磨きをかけてきた形。
PS5/Xbox Xが本気出せるグラフィックに。PS4でもきちんと遊べます
まず一番大きいのはグラフィック面のアップデートで、様々な面でとにかく見た目が向上し、機種によって違いはありますが、PS5およびXbox Series Xではレイトレーシングについに対応(PCでは既に導入済み)し、見違えるほど。
ストリートにあるポスターやお店の棚に並ぶ雑誌など小物類の解像度も向上し、旧世代機で遊んでいた頃ではまったくなんなのかわからなかったディティールが楽しめるようになりました。『サイバーパンク2077』は細かなネタや世界観作り込みが凄いゲームなだけに、ここはかなり嬉しい。また色んな部分が調整されたようで、FPSの低下が大幅に軽減されているとのこと。
また、旧世代機で遊んでいた頃にはクラッシュしまくるゲームでしたが、今回も安定性を強化したとのこと。安定性に関しては既に以前のパッチでだいぶ感じられていたので、触ってみた範囲ではあまり変化はわからないですが、ともかく安定しています。
ねぐらが増えた
そしてもう一つの大きな変化が、主人公Vのアパートの購入&模様替え要素の追加。ジャパンタウンやコーポプラザなど、それぞれテーマに合わせたアパートが用意され、元からあったアパートは模様替えが可能に。『サイバーパンク2077』はなんといってもイカれた近未来の街「ナイトシティ」に住めるってところが楽しいポイントなので、これは嬉しいですね。
NPCのアクションがよりテクニカルになってバトルが楽しい
加えてNPCのAIが改善。戦闘時の敵の挙動が大きく変わった他、道行く一般市民に銃を向けると人によっては銃を抜き先制攻撃をしかけてくるようになったりと、戦闘が面白くなるだけではなく、銃が自動販売機で買える治安最悪の都市「ナイトシティ」っぽさも出てかなりいい変化。
この他にも武器の追加から主人公のパークや装備などのバランス調整、得られる報酬と物の値段の調整、車の操作と一人称視点時の視界の調整、UIやマップをより便利に調整などなど、まったく別ゲームとまでは言わないまでもだいぶ印象の変わるパッチとなりました(一部要素は旧世代機は未対応)。
とても紹介できる量ではないので詳しくはこちらのパッチノートを御覧ください。隠し要素も増やされたらしく、これからまた遊んでいく時の楽しみが増えました。
また、合わせて改めてこれからも『サイバーパンク2077』はアップデートを続けていくと明言されました。個人的には追加の装備やビークル等はもちろんのこと、ストーリー面での追加も期待したいところですが、まだまだゲームの基礎部分をいじっていく感じがするので先になりそうな予感がします。
とにかく、特に旧世代機で遊んでいた人にとっては(新世代機を持っていれば特に)だいぶゲームの評価がいい方向に変わっていくであろう大型パッチなので、しばらく触っていなかったり、まだ様子見をして買ってなかったという人は是非この機会に改めて遊んでみて欲しい!
Source: Cyberpunk 2077、YouTube