株式会社Singular Perturbationsは、パトロール最適化支援サービス「Patrol Community」の東京都/3カ月間限定の無料トライアルキャンペーンを、警察および自治体向けに実施する。
Patrol Communityは、同社独自の犯罪予測システムである「CRIME NABI」をバックエンドに最適なパトロールの経路を策定し、日報と業務データの管理ツールを提供するクラウドサービス。CRIME NABIは、過去の犯罪発生情報や人口統計、土地利用、天気などのデータに基づいて、2種類の独自アルゴリズムをもとに犯罪予測を行ない、犯罪が発生しやすいと予測された場所を重点的に警備するルートを策定する。
犯罪者は一度犯行に成功すると同じ手口を繰り返すことを利用し、犯罪の時間的なパターンを記述できるモデルに対し、理論物理の定式化を適用することで、データ件数の少ない犯罪についても安定した計算を可能にし、高精度な予測を実現したという。
また、犯罪発生や人口密度など様々な空間パターンを足し合わせて、予測したい犯罪種別を記述できるようモデル化。従来は大きなサイズのデータをinputに入力し、時空間のメッシュ数分だけunknown parameterを決める必要があったため、計算コストが非常に高いのがネックだったが、データを事前圧縮する独自の数理アルゴリズムにより、計算時間を高速化したとしている。
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