いずれは表明せざるを得なかった北京五輪への閣僚の不派遣だが、今日政府は正式に閣僚の不派遣を発表した。
外交的ボイコットをせよなどという声が一部から上がっていたが、松野官房長官はあえてそういう物の言い方はしないことを表明したようだ。
オミクロン株の脅威が現実化し、中国でもロックダウンを表明する地域が出ているようだから、中国政府としても正面切っては文句を言えない絶好のタイミングでの閣僚不派遣の表明だったと言えよう。
結果は同じ事であっても物は言いようで、岸田内閣のこの度の閣僚不派遣の表明はなかなか見事だと言っていいだろう。
松野官房長官が中国政府の人権問題についてもしっかり言及したことも、いい。
日本の国益を十分考えて、日本独自の立場で今回の決定に至った、という物の言い方もいい。