4枚の「Raspberry Pi Compute Module 4」(CM4)または「NVIDIA Jetson」といったSO-DIMM形状のワンボードコンピュータを、Mini-ITXサイズ1枚に集約できるエッジコンピューティング向けボード「Turing Pi 2」が登場した。
製品自体は8月にコンセプト発表されたものだが、12月に入ってからYouTubeで初となるレビュービデオが公開され、製品化が現実味を帯びてきた。製品出荷は2022年第1四半期中を予定している。さらなる詳細および発売日、価格などは改めて告知される。
この製品はRaspberry Pi CM4をSO-DIMM形状に変換する専用ボード、もしくはSO-DIMM形状のNVIDIA Jetson Nano/TX2 NX/Xavier NXを4枚(4ノード)、Mini-ITXサイズのボード上に集約できる製品。ATX 24ピン電源の利用で電源を集約できるほか、SATA 6Gbpsを2ポート、Mini PCI Express 2.0を2基、HDMI出力、管理用スイッチ/VLANを備える。
もともと「Turing Pi」という前世代製品も用意していたが、Turing Pi 2では3基のGPIOや4つのファンコネクタ、3.5mmステレオミニジャックによる音声出力を省き、Jetsonのサポート、リモートから管理できるBMC(Board Management Controller)、システムファンコネクタを追加した。
Raspberry PiやJetsonを使った高度なエッジコンピュータを考えている人にとって要注目な製品だと言えるだろう。
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