ジンズ、メガネ型デバイス「JINS MEME」でVTuberになれるARアプリの配信を開始

CNET Japan

 ジンズは12月1日、10月14日に発売したメガネ型デバイス「JINS MEME」対応のエンターテインメントアプリ第1弾として、アバターの動きや表情をJINS MEMEでコントロールして楽しむ「VTUNER」をiOS向けにリリースした。実験的プロジェクトのため、サポート期限は2022年11月末までとなる。


オリジナル公式キャラクター「ヒトミミコト」

 JINS MEMEは、鼻当て部分に搭載する3点式眼電位センサーと6軸モーションセンサー(3軸加速度センサー、3軸ジャイロセンサー)から得た情報をスマートフォンの専用アプリを用いて独自のアルゴリズムで身体・精神の状態を可視化し、ケア方法を提案するアイウエア。

 ウェアラブルヘルスケアデバイスとしての側面も強いが、ジンズではMEMEをエンターテインメント領域へも拡大すべく、実験的なサービス開発にチャレンジするプロジェクト「JINS MEME LAB」を始動。その第1弾として「VTUNER」を開発したという。

 VTUNERは、YouTubeなどで流行している2Dや3Dのアバターを使って活動するYouTuber、いわゆる”VTuber”から着想を得たアプリ。JINS MEMEのセンサーを利用して、着用者の上半身や視線の動き、まばたきの様子を捉え、アバターに反映する。


VTunerの編集画面

 アバターの撮影に必要なのは、JINS MEMEとアプリをインストールしたスマートフォンのみという手軽さも特徴としており、屋外の撮影も気軽にできる。また、JINS MEMEのモーションキャプチャがスマートフォンのカメラ機能に依存しないことを活かし、スマートフォンのアウトカメラで撮影している風景にアバターをミックスさせることもできるという。

 VTUNERが標準搭載しているアバターは、公式キャラクター「ヒトミミコト」、「男性アバター」、「女性アバター」の3体。自身が作成したアバター(VRMデータ)をアプリにインポートすることもできる。

 アプリでは、アバターの表情や上半身の動作を選択するアクションボタンや、背景の選択、テロップの挿入などの編集機能も備える。VTUNERで録画したデータは、SNSなどへの投稿もできる。

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