こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
本日、日本維新の会の常任役員会が行われ、松井一郎代表より正式に政調会長(政務調査会長)の任命を受けました。
38歳、維新歴はわずかに2年ちょっと、参議院議員1期の私をこのポジションにつけるのは、政党組織の通例からも永田町の常識からも考えられないことだと思います。
「維新の頭脳」である浅田均・前政調会長の薫陶を受けて政策を練り上げてきましたが、まだまだ学ばねばならないことばかり。
国会議員56名、地方議員を合わせて500名以上の政党の党三役(代表を入れれば党四役)は能力に見合わない大役でありますが、
「失敗を恐れず、挑戦をし続ける若き執行部であれ」
という松井一郎代表・吉村洋文副代表の言葉を胸に刻み、馬場伸幸共同代表を支え、藤田・柳ヶ瀬・音喜多の若き三羽烏で政界をかき回していきたいと思います。
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また新代表の選出に伴い、国会議員団の人事も発表されました。
これについて、「党と国会議員団で、メンバーが違うのはなぜなのか?」というお問い合わせを多くいただいています。
これは日本維新の会が国会議員を頂点としたピラミッド構造ではない組織体であることに由来します。
新たに国会議員団・政調会長に選出された足立代議士が説明している通り、「国会議員団」は数多ある市議団・府議団などと並列の立場にある一つの議員団です。
これら全国の議員団を束ねるのが「日本維新の会」およびその役職者であり、日本維新の会政調会は全国にある維新政調会のいわば親会にあたります。
ピラミッド型の組織であれば、国会議員団の役職者がそのまま党本体の役職者になることが通例だと思いますが、維新は地方議員が党役職につくこともあるし、実際に府議時代の浅田さんが党政調会長を務めていた(その会長代行が片山虎之助参議だった!)こともあるようです。
党と国会議員団の役職兼任が禁止されているわけではないものの(幹事長は今回も兼任)、政調会長については直近の前職も
日本維新の会 政調会長→浅田均参議院議員
国会議員団 政調会長→浦野靖人衆議院議員
と役割分担がなされていたので、これが踏襲されています。
党と国会議員団の役職者が一体であれば効率やスピードという面では優れる反面、地方議員団との連携・整合性やダブルチェック機能が弱くなるなどのデメリットも考えられます。
一長一短がありつつも、今回は
日本維新の会 政調会長→わたし
国会議員団 政調会長→足立康史衆議院議員
という「超攻撃型シフト(by藤田文武新幹事長)」となっておりますので、しっかりと連携しながらこれまでにないエッジが聞いた建設的提案を数々を政府与党にぶつけていきたいと思っています。
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やるべきことは多岐にわたりますが、特に問題意識を持っているのは、マクロ経済政策や外交安全保障分野など、地域政党から始まった維新が「弱い」と思われがちな部分の強化・情報発信。
そして既得権保持のため規制強化と増税一辺倒となっている政府与党に対して、規制改革や減税、そして税制全体の見直しというパッケージで対抗していく体制を改めて構築していきたいと考えています。
浅学非才の身でありますが、引き続きご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年11月30日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。