プロ野球巨人は2021年11月25日、陽岱鋼外野手(34)と来季契約を結ばず自由契約とすることを通達したと発表した。台湾の英雄である陽のニュースは地元の各メディアが速報で伝え、台湾球団への移籍などを含む陽の今後に注目が集まっている。
5年契約の最終年となった今季は1軍での出場はわずか7試合にとどまり打率.143、本塁打、打点はいずれもゼロだった。今後は国内の他球団や米国など海外でのプレーを視野に入れ移籍先を模索していく。
地元メディア「陽の今後の動向が脚光を浴びている」
地元メディア「自由時報」(WEB版)は、「陽の今後の動向が脚光を浴びている」などの見出しを取り特集記事を組んでいる。
記事では、陽が古巣の日ハムに復帰して台湾出身の王柏融(ワン・ボーロン)外野手(28)とともに戦うことを楽しみにしている日本のファンがいることを指摘し、その事実は「注目に値する」としている。
日ハムの王は陽同様に台湾の英雄的選手で、台湾のプロリーグや数々の国際試合で活躍してきた。18年のシーズンオフにポスティングシステムを利用して日ハムに移籍。今季は3年契約の最終年となり、日ハムは11月7日に22年シーズンの契約延長で合意したことを発表した。