スマホのゲーム性能や電力効率を改善する超解像技術。Snapdragon向けに開発

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比較画像。左から、ネイティブ(1080p)、アップスケーリング元(540p)、Bilerp(540p→1080p)、Snapdragon Game Super Resolution(540p→1080p)

 Qualcomm Technologiesは27日(米国時間)、SnapdragonシリーズのSoC向け超解像技術「Snapdragon Game Super Resolution(GSR)」を発表した。主要パートナーにはすでに提供しており、ほとんどのGPUで利用できるとしている。

 Snapdragon GSRは、Snapdragonプラットフォームが採用するAdreno GPU向けに最適化した空間アップスケーリング技術。解像度の引き上げ、フレームレートの向上、画質の改善、消費電力の削減といったメリットを、スマートフォンやXRデバイスに提供できるとしている。

 同様の技術が一般的に2パスで処理を行なうのに対し、Snapdragon GSRではレジスタやテクスチャサンプル、Arithmetic Logic Unit(ALU)命令を可能な限り減らし、アップスケーリングとエッジシャープニングを1パスでまとめて処理。レイテンシやメモリバスの使用量を抑え、消費電力の削減や高速化を実現する。同社では、既存の技術と比較して、2倍の性能改善が見込めるとしている。

 本技術を搭載したゲームおよびXR製品については、2023年後半にも登場する予定。「Call of Duty Warzone Mobile」、「Farming Simulator 23 Mobile」などでも採用するという。

ほかのアップスケーリング技術との比較

同様の技術と比べて2倍の性能を謳う

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