近年、めざましい発展を遂げている冷凍食品であるが、前に進まなければ人類の進歩は止まるというもの。次から次へとチャレンジ精神溢れる商品が今日もどこかで考えられている。
んで、本記事で取り上げるニチレイの「片手で食べられるお好み焼」なんかもその1つだろう。読んでそのまま片手で食べられるお好み焼とのことだが、片手で粉物というのはなかなかイメージできない。ハンバーガーみたいな感じ?
・結構珍しい?
想像しているうちは何も分からない。ということで、物は試しで実際に購入してみることにした。ちなみに同商品が発売されたのは2020年9月。ちょっと変わり種だからか、結構前からあるわりに売り場に置いていないような気がする。少なくともマイテリトリー内にはなかった。
値段は税抜348円で4個入り。1個あたり90円ちょいと考えたら、なんだか今川焼みたいな感じがする。とりあえず中身を取り出してみたら……
値段だけじゃなく形までも今川焼ぽかった。さてさて、ここからが腕の見せどころ。なにせ中にはお好み焼が潜んでいるのだ。
作り方としては鬼のように簡単で皿に置いてレンチンするだけ。ラップ不要とのことだから、さらに楽チン仕様になっている。1個であれば500Wで1分、600Wなら50秒といった感じで温めたら完成!
チンした段階で粉物の匂いがふわっと漂って美味しそう。ひとまず中身を確認したいので真っ二つに切ってみると、ソースや豚肉、マヨネーズ、そして……
卵の存在をハッキリと確認できる。お好み焼に卵。これって嬉しいポイントな人は多いのではないだろうか。また原材料を見たところ、キャベツやかつおぶし、生姜などお好み焼に欠かせない具材も入っているらしい。それでは片手でいただこう。
運命の分かれ道となる味だが、正直なところなかなかよい。お好み焼って言われたら確かにそうで、限られたスペースで再現した努力を感じられる。量的に小腹が空いたときなどにちょうどいいかも。個人的にはアリ!
ただ、お好み焼といえばやはり大阪。本場の声を聞かずアレコレ判断してしまうのもよくないだろう。そこで当編集部の大阪出身・中澤記者に食べてもらった。すると……
「完全に粉物の味ですね。マヨネーズとソースが入ってたら大体お好み焼の味がするんですけど(笑)、これで十分も十分でしょ。なんならお祭りとかで売ってもよさそう。
実際、お祭りでお好み焼は売ってるんですけど、食べるのに両手を使うから手が塞がるのが難点でしてね。これなら片手でいけるし、いいアイディアだと思います」
_人人人人人人人人人人人_
> 大 絶 賛 <
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・加熱の加減が難しい
結果、いいもんだとなったが、1つだけ気になったのが加熱の難しさ。指定された時間レンチンしても場所によって冷たいところがあったり、再加熱したら一気にアツくなりすぎた。このあたりは微調整が難しいところなので、火傷しないよう気をつけてほしい。
とはいえ、課題はそれくらいで片手で食べられる発想が何より面白い。ちゃんとお好み焼しているから興味のある人は一度食べてみるといいだろう。まだまだ止まらない冷凍商品業界。今後も便利でスピーディー、さらには美味しい商品が多く出てきそうだ。