「サクラ印ハチミツ」で知られる加藤美蜂園本舗(東京都台東区)は2021年10月18日、除草剤の代表的な成分・グリホサートが一律基準を超えて残留しているおそれがあるとし、一部のはちみつ商品を回収すると発表した。
同社は「健康に及ぼす影響はございません」としている。
500万本以上販売
加藤美蜂園本舗の発表や消費者庁リコール情報サイトによれば、回収対象は一部のアルゼンチン、カナダ産はちみつ十数点。全国のスーパーなどに卸し、500万本以上販売したという。
食品衛生法違反が発覚したためだといい、「グリホサートが一律基準(0.01ppm)を超えて残留しているおそれがあるため」と説明している。「現実的ではありませんが、体重60kg の人が、グリホサートが0.08 ppm残留したはちみつを毎日750kg摂取し続けたとしても、一生涯の平均的な摂取量が許容一日摂取量を超えることはなく、グリホサートが健康に及ぼす影響はありません」とも補足している。
基準値超えをめぐっては、「週刊新潮」が2021年10月14日号で報じていた。加藤美蜂園本舗は発表で「弊社の商品に、食品衛生法上で定める一律基準値(0.01ppm)を超えるグリホサートが検出されたとの報道がございました。誠に申し訳ございません」と謝罪している。
回収はインターネット(https://jkmabasic:Rr6kU79G@uketsuke-form.jp/modules/uketsuke_jkma/)で受け付け、QUOカードで返金する。20日以降は電話(0120-112-821)でも対応する。