「Windows 11」新テストビルド、AMD製CPUパフォーマンス低下問題など修正

CNET Japan

 Microsoftは米国時間10月15日、「Windows 11」の新しいテストビルド「Build 22000.282」を「ベータチャネル」と「リリースプレビューチャネル」で「Insider」テスター向けにリリースした。このビルドには、AMDのCPUでパフォーマンスが低下する問題や、一部のユーザーの環境で新しいWindows 11のタスクバーではなく、古い「Windows 10」のタスクバーが表示される問題の修正などが含まれる。

 AMDとMicrosoftは、特定のAMDプロセッサーを搭載したPCでWindows 11を実行すると、パフォーマンスが低下する場合があることを認めている。この問題は、ゲームに非常に深刻な影響を及ぼしただけでなく、計算負荷の高いそのほかのワークロードにも影響を及ぼした。この問題は、L3キャッシュの問題と「優先」コアの問題(プロセッサーの最速コアにスレッドが優先的に割り当てられなくなっていた)の両方に起因する。

 Microsoftのリリースノートによると、Build 22000.282は、AMDの「Ryzen」プロセッサーを搭載し、Windows 11のRTMリリースを実行するデバイスのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があるL3キャッシュの問題を修正するという。ただし、優先コアの問題には対処していない。

 Microsoftのリリースノートによると、このビルドで、Windows 11のRTMリリースで新しい中央寄せのタスクバーデザインが表示されない場合がある問題も修正されている。

 この新しいビルドのリリースノートには、ほかにも多くの修正が記載されている。MicrosoftとAMDによると、AMDプロセッサーの問題の修正は、Windows 11を実行しているメインストリームユーザー向けに10月中にリリースされるはずだという。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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