Meta、アプリ内デジタル通貨を計画か–社内の通称は「Zuck Bucks」

CNET Japan

 「Facebook」と「Instagram」を運営するMeta Platformsは、アプリにデジタル通貨を導入する計画だと、The Financial Times(FT)が米国時間4月5日に報じた。Metaの従業員らは社内でこれを「Zuck Bucks」と呼んでいるという。

Mark Zuckerberg氏
提供:James Martin/CNET

 FTによると、Zuck Bucksはブロックチェーンベースの仮想通貨ではなく、「Roblox」の「Robux」や「フォートナイト」の「V-Bucks」に似た単純なアプリ内トークンになる可能性が高いという。Metaはこの新たなプロジェクトの前に、問題を抱えていた仮想通貨プロジェクト「Diem」を2022年初頭に終了した。

 Metaの広報担当者は、同社はたえず新製品を検討しているとして、「企業として、メタバースに向けた製品やサービス開発に注力している。そこには、決済サービスや金融サービスがどのようなものになるか、ということも含まれる」と述べた。

 Metaは、Facebookグループにおける貢献に対する報酬として発行されるトークンと、Instagramのクリエイターに与えられるコインを検討中だとされる。FTによれば、小規模企業への融資といった従来型の金融サービスについても検討しているという。新たな収入源を探すこうした取り組みは、デジタル通貨だけにとどまらない。最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏は3月、Instagramに非代替トークン(NFT)を導入すると発表した。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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