NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は、ワークスペースの検索と予約ができるサービス「droppin」にて、法人向けのサービスを開始した。登録料金と月額料金は無料で、利用料金はワークスペースによって異なる。
droppinは、既存のワークスペースの検索と予約ができるサービス。実証実験として2020年2月から個人向けに提供を開始。今回、法人向けのサービスを開始することで、本サービスとなった。
一般的には、ワークスペースを提供しているサービスが異なると、会員登録や月額料金、支払いがそれぞれ必要だった。これに対してdroppinでは、コワーキングスペースをはじめとして、カフェなどの飲食店、個室型のワークスペース「テレキューブ」など、複数のワークスペース提供サービスを1つの契約で利用できる。これにより、会員登録、料金の支払い、ログインIDやパスワード、ワークスペースの検索が一元化できる。
droppinで予約できるワークスペースは、今のところ首都圏、特に東京の山手線の内側を中心に約300カ所。NTT Comでは、2022年度中に500カ所に拡大する予定だとしている。
料金の一例として、30分410円~の従量制で、1日の上限は1380円。また、法人向けサービスには管理画面が用意されており、従業員ごとのワークスペースの利用状況や使い過ぎがないかなどを確認できる。企業のポリシーに合わせ、利用できるワークスペースの制限も可能だ。
将来的には、自社のサテライトオフィスと社外のワークスペースの一元管理やスケジューラーとの連携など、自社のオフィスとワークスペースがシームレスに使えるサービスを目指すとしている。
なお、12月末までに法人登録を行うと、ワークスペースの利用料金が最大2カ月間無料になるキャンペーンを実施している。