Twitterは米国時間9月23日、人気デジタル通貨のビットコインで他のユーザーにチップを送れるようにする機能を、同日より提供すると発表した。同社は、ユーザーがTwitter上で、新しい形の暗号資産であるNFT(非代替性トークン)を追跡したり提示したりできる方法も探っている。
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NFTは、芸術や音楽、さらにはツイートのような唯一無二のデジタルアイテムまたは物理的アイテムの所有権を示すのに利用できる。たとえば、Twitterの最高経営責任者(CEO)であるJack Dorsey氏は、初ツイートをNFTとして290万ドル(約3億2000万円)で販売した。
チップ機能ではビットコインも選択できる
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決済サービス企業Squareも運営するDorsey氏は、仮想通貨の支持者としてよく知られているため、Twitterがこの分野にどのような形で参入するかを検討しているのもまったく意外というわけではない。Twitterの製品マネージャーであるEsther Crawford氏は、20億人の人々が従来型の銀行サービスを利用していないとして、デジタル通貨のおかげで世界中の人々が以前よりも容易に支払いを受けられるようになったと述べた。
「支払いを受ける手段を誰もが利用できるようにしたい」と同氏は記者会見で述べ、さらに「デジタル通貨は、より多くの人々が経済に参加するのを促し、摩擦をできるだけ抑えながら人々が国境を越えて互いに送金する手助けをしており、われわれの目標達成に役立つ」とした。Twitterはこれまで投げ銭機能をテストしてきたが、まず「iOS」ユーザーを対象に世界中で同機能をリリースし、今後数週間かけて「Android」にも対応する。
Twitterによると、ユーザーはビットコインアドレスを提供するか、決済アプリ「Strike」を使ってビットコインで送金できるという。現金での送金には、「Bandcamp」「Cash App」「Patreon」「Venmo」などの決済サービスを利用できる。
Crawford氏によると、TwitterはNFT認証を検討しているという。これはバッジやアバターの形をとる可能性がある。
今回のリリースは、Twitterが利用者の数を増やすため、新機能をどれほど迅速にテストしてきたかを物語っている。同社はまた、ライブオーディオ分野への投資を加速しており、「スペース」を使用するクリエイターのための基金を立ち上げると述べた。また、ライブオーディオチャットを録音および再生できるようにすることも計画しているという。
Twitterは、有害とみられるアカウントを自動でブロックする「オートブロック」機能、会話から自分自身を削除する機能、不快な言葉を含むツイートを非表示にする方法など、より多くの安全機能もテストしている。
Twitterの消費者向け製品の責任者であるKayvon Beykpour氏によると、同社はさらなる機能をテストし、フィードバックを収集するという。
同氏は「私たちは製品を進化させるために限界を押し広げようとしており、本当に重要で難しい問題を解決しようとしている」と語った。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。