テレ朝宴会 扱いの軽さに疑問 – 鈴木宗男

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テレビ朝日のオリンピック番組関係社員、スタッフ10人が8日夜から9日にかけて飲酒を伴う宴会を開き、その内の1人は転落して緊急搬送されたとニュースになっている。転落したということは相当飲んでいたからだろう。

 国会議員の飲酒についても厳しく批判していたテレビ朝日である。また、オリンピック開催に慎重な姿勢のテレビ朝日であった。

 身内が起こした不祥事に対し、会社としてどんなケジメを付けるのだろうか。

 今朝のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」で玉川徹氏が「あってはならないことだ」と話し「お詫び申し上げたい」と述べていたが、何とも軽い話である。この玉川氏がテレビ朝日の責任者ではない。さもさもの様に言っている姿を見て腹が立った。

 それは20年前「ムネオバッシング」が始まった時、この玉川なにがしは、北海道では「ムネオ旗」を漁船が立てていると、密漁しても領海侵犯しても捕まらない。その旗は500万円で手に入るとデタラメな、ありもしない、いい加減な話を裏付けも取らずにリポーターとして流していた。

 「そんな悪い奴は捕まえてしまえ」と世論はなびいてしまい、私は大変な目に遭った。あの時の映像を忘れることはない。だからこそ、さもさもの様に話す玉川氏に憤りを感じた。

 勿論、飲酒をした者が責任を取るのが当たり前だが、組織としての責任も当然問われる。

 「他人の批判をするときは大きく、身内の不祥事は小さくという姿勢で、何が公平、公正か。日頃から真実、真相を伝えるのが報道の使命と言っている会社が、チャンチャラおかしい」と言った声が何件も届いた。

私もそう感じながら、正直者がバカを見る社会にしてはいけないと改めて思った次第だ。

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