馬刺し、喜多方ラーメン、いか人参、まんじゅう天!福島県丼ほか考えました

デイリーポータルZ

これが福島県丼だ!

各都道府県にそれぞれの名物がある。

そんな各地を代表する名物たちを盛り込んだ「都道府県丼」が作れないだろうか。

みなさんからの投稿をもとに、作ってみました。

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各都道府県を代表する名物の乗った「都道府県丼」を作りたい!と告知したところ(こちらの記事)、たくさんのレシピを投稿いただきました。ありがとうございました!

今回は投稿いただいた中から、再現が可能そうな「都道府県丼」について、実際に作ってみたいと思う。これが民意(主観)だ!

滋賀県丼には牛肉と鰻が乗る

まずは滋賀県丼から。こちらの投稿をもとに試作してみたいと思います。

・コメ(近江が誇るブランド米 みずかがみ)
・湖魚(ビワマスのお造りと琵琶湖産天然ウナギの蒲焼)
・牛肉(近江牛)
・永源寺の赤こんにゃく
・お漬物(滋賀の地野菜 日野菜の桜漬け)

投稿ありがとうございました!

救いの神はアンテナショップにあり

どれも現地に行かないと手に入らなさそうな食材なだけに、しょっぱなから(この企画大丈夫か?)と不安になったのだが、われわれにはメルカリ(通販)とアンテナショップ(物産館)がついている。頼りまくりたい。

まず向かった先は東京日本橋にある滋賀のアンテナショップ。

東京駅から歩いて行ける場所にあります。

滋賀のアンテナショップでは食事もできるのだけれど、そこにすでに滋賀県丼なんじゃないかと思われる丼を発見した。

これはすでに滋賀県丼なのではないか。

このいかにも美味そうなメニューを横目に、投稿してもらった食材を探す。

赤こんにゃくありました!
鰻はこれでいいのかな。

このあと日野菜の桜漬けも見つけられたんだけど、今回の目玉と思われる近江牛がないのだ。まずい。このままだと牛丼の牛抜き、みたいなメニューになりかねない。

あったけどカレーになっちゃってるんですよね。

近江牛は他で探すしかないかー、と思っていたところに救世主が現れる。近江の牛めし丼である。

近江の牛めし丼。

この近江の牛めし丼、おどろくことにほとんど投稿でいただいた通りの構成なのだ。近江米「みずかがみ」に近江牛と赤こんにゃくが乗っているらしい。

なんとほぼ投稿いただいた通りの構成ではないか!

というわけで、これをベースに鰻と日野菜の桜漬けを加えることで滋賀県丼を完成させたい。

こんなに理想的な丼がすでにあるとは。
開封して鰻を加えて。
再びふたをして
このひもを引っ張る。

しかもこの近江の牛めし、ひもを引っ張ると発熱して出来立てに戻るという最高のギミックまで持ち合わせていた。どこまで親切なのか。

ひもを引いて少し待つと「ゴゴゴゴー」という派手な音とともに水蒸気が発生。約10分で熱々になるのだ。
温まった滋賀県丼に日野菜の桜漬けを乗せれば
出来上がり!

すごい茶色い丼になってしまったが、これが投稿でいただいた「滋賀県丼」である。

もともと美味い近江牛の牛めしに鰻と漬物を乗せたので、そりゃあ美味いに決まっているんだけれど、これが見た目以上に美味かった。美味いしか言ってないですね。

次は福島県丼、それから新潟県丼を作ってみます。

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