こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
五輪東京大会も半分を終えて、早くも日本は金メダル獲得数で歴代記録を更新するなど、日本人選手の活躍が続いています。
自民党はここまで全く五輪を政治利用していないのに、このたった一人の愚かな議員の発言によって、自民党全体が五輪を政治利用しているかのように敵対勢力から軽率に概括されるのは自明です。自民党はすぐにでも党の名誉を傷つけたこの時代錯誤の議員を除名すべきです!https://t.co/jBoVojvhTu
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) July 31, 2021
そんな中、自民党のベテラン議員があからさまな発言をして総ツッコミを受けています。
「五輪で祝賀モードになれば、政権&与党支持率も上がるだろう」
「五輪が開催されれば、政権批判から目が反らせるだろう」
と、与党議員の誰もが思っているけど口にしちゃいけないとわかっていたことをぶっちゃけてしまうという…。
一般論として言えば、政策云々よりも世間の「ムード」が支持率・投票先に影響されることは事実です。普通の状況であれば、メダルラッシュは政権与党に有利に働くでしょう。
しかし今はどうでしょうか。急激に悪化する新型コロナの感染状況が、祝賀ムードを相殺するか、むしろそれ以上のマイナスに働いている肌感があります。
自民党ベテラン議員がうっかり口を滑らせてしまったのも、この状況に対する「焦り」「願望」が出てしまったのではないでしょうか。
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こうした自民党の焦りや右往左往を象徴するかのように、街中からは菅総理のポスターがどんどん消えています。
去年の秋は菅総理のポスターだらけ、選挙を控える多くの衆議院議員が、菅総理との2連ポスター・2ショット写真を採用していた次期から隔世の感があります。
もともと派閥がない(ポスターの印刷代を出して派閥議員に貼らせたりできない)という事情もあるのでしょうが、選挙で菅総理を「顔」として闘うのは厳しいと多くの議員が感じているのでしょう。
五輪終了時の内閣支持率次第では、総裁選での一波乱もありえる。しかし「火中の栗」を拾う人材もいるのかどうか…。
8月、大きく政局も動くことになりそうです。
それでは、また明日。
音喜多駿/おときたしゅん
参議院議員(東京都選挙区) 37歳
1983年東京都北区生まれ。海城中・高校→早稲田大学政治経済学部を卒業後、モエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、都議会議員に(二期)。 地域政党「あたらしい党」前代表。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、政治や都政に関するテレビ出演、著書も多数。37歳、二児の父。日本維新の会から公認を受けた参院選にて初当選、参議院議員に。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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