分野が広く、さまざまな知識を求められる数学や物理学。これらの知識をツリー構造により分からないところまでひたすら掘り下げて、基礎の基礎から学ぶことができる学習サイトが「コグニカル」です。一体何かどう学べるのか？ということで、実際にコグニカルを使ってみました。
コグニカルのトップページはこんな感じ。「ばねの弾性力による位置エネルギー」「位置エネルギー」など、数学・自然科学・工学のさまざまな知識が353個並んでいます。
試しに「熱振動」をクリックすると、「熱振動とは、分子など、原子の集合で生じる原子の振動のことです。」と、熱振動について記述されたページが表示されました。また、分子と原子が振動している様子のイメージがアニメーションで表示されています。
読み進めていくと、「説明が理解できない場合」は「以下の知識が不足している可能性があります。」と表示されました。下に表示されたのは「分子」と「運動エネルギー」だったので、今回は運動エネルギーについての知識を得るため「運動エネルギー」をクリック。
すると、運動エネルギーについて記述されたページに遷移しました。上部に表示されたツリーは「c」が選択されていることが分かります。
今回の場合、ツリーの「a」は「熱振動」。熱振動の知識を得るためには「b」の「分子」と「c」の「運動エネルギー」についての知識が必要で、運動エネルギーについての知識を得るためには「e」の「エネルギー」と「f」の「等加速度直線運動」についての知識が必要で……と、自身に不足している知識を一つ一つ掘り下げていけるような仕組みになっています。
ツリーのルートの1つを最後まで掘り下げてみるとこんな感じになりました。英字の下に書かれている「Lv1」などは、その知識を含め、掘り下げられる知識がいくつあるのかを指しています。今回の場合「象限」はLv1なので、掘り下げられる知識はありません。また、熱振動の習得に必要な知識は「熱振動」を含めて99個あるということが表されています。
習得できたと考える知識はツリーから削除することが可能。例えば「s」の「定積分」を理解したと考えるなら、左上のハサミのマークをクリックすることで……
アニメーションが表示され、定積分以下の知識がツリーから削除されました。熱振動の習得に必要な知識は残り99.0％です。
コグニカルは分からない知識だけをピックアップして掘り下げていけるので、数学や物理学が苦手な人でも自分のペースで学習できそう。アニメーション付きでイメージしやすく、動作も快適な学習サイトです。
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