【旅ポケモン】 “ポケふたガチ勢” と一緒に宇都宮のポケふたを完全制覇してみた結果 … 1日で3回死にかけた

ロケットニュース24

『ポケふた』の勢いがとどまるところを知らない。これまでヒマを見つけてはポケふたをウォッチしてきた私も、増殖スピードが早すぎて追い切れなくなってきた。このペースだと日本中のマンホールがポケふた化するのも時間の問題。もはや全てのポケふたに足を運ぶことは物理的に厳しいのが現状である。

数で勝負できない以上は「クオリティを上げていく」しかない……ということで、私は今回 “ポケふたガチ勢” の方々と一緒に宇都宮へやってきた。「ポケふたの楽しみ方がよく分からない」とお悩みの方に、必見の内容となっているぞ!

・午前8時、新宿発

2022年2月現在、最も新しいポケふたは栃木県・宇都宮市に設置された3枚。私は8時9分発の湘南新宿ラインに乗り込み、10時ピッタリに宇都宮駅へ到着した。やや遅れて新幹線口から颯爽と現れたのが……


俺たちのポケふた兄貴である!!!


これまで “旅ポケ兄貴” として当サイトに何度か登場してきた彼。最近はポケふたにハマって日本中を飛び回っており、どちらかといえば “ポケふた兄貴” に寄ってきているのだ。彼ほどの猛者になると体力の消耗を抑えるため、わずか東京〜宇都宮間をも新幹線で移動するぞ。

ポケふた兄貴に導かれるまま、本日の1枚目『八幡山公園のポケふた』へ向かう。宇都宮駅から徒歩で30分ほどの道のりだが、道に迷って早くも1時間が経過。そして……


ラスボス風に吊り橋が出現っ……!!!!


何を隠そう、私は極度の高所恐怖症。恐るべきことに八幡山公園のポケふた、吊り橋の向こう側に設置されているらしいのである。この日は橋の上に雪が残っており、ちょっとでも足をすべらせれば即、死。なんなんだ……この激ムズRPG仕様は……!

それでも引き返すわけにはいかず、私は目をつむった状態で泣きながら橋を横断。なお後から知ったことだが、遠回りをすれば吊り橋を渡らず辿り着けるルートもあるようだ。トホホ。

死にそうになりつつも11時40分、ようやく『ボルトロスのポケふた』と対面。できたてピッカピカ〜!


・これが匠の技である

……と、ここで一般人なら普通にポケふたの写真を撮って終了するところ。

しかしポケふたガチ勢たちの本番はここからだ。まず『ポケモンGO』アプリで『AR』の設定をオンにし、カメラ上に好みのポケモンを出現させる。確実に押さえておきたいのはポケふたと同じポケモン(今回ならボルトロス)であろう。


狙いを定めてシャッター連打!



すると…… “ご本人降臨” 画像が撮影できてしまうのだ!!!



さらにグループ作成機能で仲間と協力すれば……


こ〜んなご陽気ショットも撮影できちゃう! ガチ勢はベストなショットを撮影するため、1枚のポケふたで数時間粘ることもあるのだそうな。とはいえポケふた周辺にはチビッコも多く集まるから、あまり撮影に没頭しすぎるのは厳禁だぞ〜!


・最難関の2枚目

そこから我々は宇都宮駅へ戻り、2枚目のポケふたがある『ろまんちっく村』行きのバスを待った。ローカル線で約35分。なかなかハードな道のりである。

本日2枚目『ラクライとイワパレスのポケふた』ご対面〜!

ちなみにポケふたはポケモンGOの『ポケストップ』と連動しており、アイテム『ルアーモジュール』を使用すれば “自分の名前が表示されたポケストのスクリーンショット” を撮影することが可能だ。

ただしルアーモジュールは一度使用すると効果が30分間持続する。よって先客がいた場合、しばらく待つ必要があるのが難点だ。『ろまんちっく村』には飲食店やイベントスペースが併設されているのだが、あいにくこの日はほとんどの施設が閉館中。

唯一開いていた『ろまんちっく村市場』も午後5時にクローズし、バス待ちの時間も含めると約2時間ほどを野外で過ごさねばならなかった。冗談抜きで凍死するかと思った。

いっぽうポケふた兄貴はといえば……情熱で体温が上昇しているのだろうか。寒さなど全く気にならないといった様子で、パシャパシャとシャッターを押しまくっている。このようにポケふた巡りにはアクシデントがつきもの。情熱に自信のない方は万全の備えで臨むべし。


・3たび死にかける

そこから再びバスに揺られること35分。

さらに宇都宮駅から走ること15分……我々はついに、最終目的地『宇都宮駅東公園』『エレブーとホシガリスのポケふた』へたどり着いた。

暗すぎてARはうまく撮影できなかったけど……どうにか1日で栃木県内のポケふたを完全制覇したぞ〜!

そこからは寄り道もせず湘南新宿ラインに飛び乗り、都内の自宅に着いたのが22時ごろ。心地よい達成感の中、私は倒れるように眠りについた。翌日、筋肉痛で死にかけたことは言うまでもない。


これほどハードなポケふた巡りを毎月敢行するガチ勢たちの原動力は、何といってもポケふたに対する情熱だ。さすがの私も激しい情熱を真似することは不可能……が、技術だけなら、まだまだ学ぶべきところは多いはずである。

本記事でお伝えしたのはポケふた巡りの基礎中の基礎。今後も私はポケふた兄貴を師と仰ぎ、様々な技術を習得していく所存なのである……ただし3カ月に1回くらいのペースで。

参考リンク:ポケモンだいすきクラブ
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:ポケモンGO (iOS)

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