Windowsにおいて、アプリが正常に動作しなくなったり、アプリの設定がファイルの関連付けなどに影響して規定のアプリが変更できなったりした時は、アプリをリセットすることで解消する場合がある。データがクリアされるので注意が必要だが、不調時には試してみる価値がある。
アプリの不調がWindowsの設定に影響を及ぼすことがある
現在は解消されているようだが、Windows 11では、[Microsoftフォト]アプリが原因で画像などの特定のファイルのプロパティで起動するプログラムを変更できないトラブルがあった。この例のように、特定のアプリが原因で、ファイルの関連付けなど、Windows全体の設定に影響が及ぶこともある。
こうしたケースで覚えておくと役に立つのがアプリのリセットだ。Windows標準搭載アプリやMicrosoftストアからインストールしたアプリを削除したり、インストールし直したりすることなく、設定だけを初期化することができる。
リセットによって、トラブルの原因になっているアプリの設定(レジストリキーなど)が削除されたり、初期設定がやり直されたりすることで、設定が上書きされてトラブルが改善する場合がある。
初期化するとサインイン情報やデータが削除される
アプリをリセットするには、[設定]の[アプリ]から[アプリと機能]を選択し、一覧からリセットしたいアプリを選んで、右側の3点ボタンから[詳細オプション]をクリックする。
画面をスクロールして[リセット]の項目にある[リセット]をクリックすると、アプリの設定が削除され、初期化される。
ただし、リセットは安易に実行すべきではない。
リセットすると、アプリにサインインしていたアカウントの情報やアプリが保存していたデータなどが削除される。例えば、ゲームなどの保存していたデータや実績が削除される場合があるので、本当にリセットしてもいいかをよく検討してから実行する必要がある。
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