めっちゃ楽しかった。
大阪という歴史ある大都市が大きな美術館になったようでした。アート・フェスなんだから当たり前なんですけどね。
「あいちトリエンナーレ」は行ったことがないんですが、こんなにアート・フェスが面白いんだったら行くべきでした! 「横浜トリエンナーレ」はいつも行ってたんですけど、なんか美術館に行っているような気がしてきて、いつのまにか行かなくなってました。
京都の「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」は毎年行っているんですけど、同じ都市でも京都とは違った感覚が楽しめました。田舎で行われる「大地の芸術祭」、直島の「家プロジェクト」も感動するんですけど、やっぱアートは都会が似合う。
「そんな所でアート・フェスやるなんて」と、ワクワクドキドキします。大阪は大都会でいろんな顔を持っているから、その場所に合った展示がされていて、それがびっくりするほどハマっていて、会場を出るたびに、大阪の風景が変わって見えました。それは作家さんだけではなく、キュレーターの力も強いのかなと思いました。アート・フェスのことは詳しくないのですが、各会場で違ったキュレーターさんがいるというのは珍しいのではないでしょうか。
KITAHAMA N Gallery
全部回れるかなと思っていたのですが、一日では無理でした。来られる方は何日間かにわけてゆっくり見られる方が楽しいと思います。関西じゃない方は、会場にもなっているアートでオシャレなホテル、THE BOLY OSAKAに泊まるのが、時間の短縮になるんじゃないでしょうか。
THE BOLY OSAKAと同じビルの中にある「KITAHAMA N Gallery」の石毛健太さんとやんツーさんの“物流”をテーマで行なわれたのとってもおもしろかった。
会場には偶然石毛さんがいて、気楽に作品について話させてもらえました。
石毛さんはAmazonの倉庫でバイトされていて、そこで考えたことを作品にされていて、本当にアートと生活って密接なんだなと思いました。もっとアート作品のことを聞きたかったんですけど、僕もAmazon倉庫でバイトしたいんですよ、しんどくないんですか、僕は今ヨドバシの方がいいと思っているんですよ、Amazonより早く届くんですよ、サザエさんの三河屋さんレベルですよ、どんなシステムになっているか知りたくって、ヨドバシで働きたいんです、なんて無駄話をしました。
大阪府立中之島図書館
大阪府立中之島図書館で行なわれている沓名美和キュレーションの「二次元派」も、いろいろな作家さんをたくさん見れて楽しかった。
中之島図書館はいいカフェがあるので、ランチ、お茶も目指していくのもいいと思います。
舟場エクセルビル
舟場エクセルビルを丸ごと使った展示もよかった。
雑居ビルの中にいろんなギャラリーが入っているかのようで、昔のNYにはココみたいに何件もギャラリーが入ったロフトがあったような気がしたけど、僕の記憶違いかな、記憶ってどんどん改ざんされていくからな。
グランフロント大阪
グランフロント大阪の北館の広場には、鬼頭健吾さんのスカーフを600枚も使った作品がドーンと飾られていて、とっても可愛いかった。
この場所で、アート・フェアもやられるみたいで、どんな作家さんが参加されるのか分からないですけど、初アート作品を買ってみようかと思いました。
落合陽一さんのリサーチプロジェクトがある西成エリア、飛田会館は今回行けなかったので、次には行こうと思います。その時は釜ヶ崎芸術大学が運営されているゲストハウスに泊まろうかな。
アート・ダイニングも一軒も行けなかったので、ゆっくり晩ごはんも食べたい。
大阪工業大学とも提携されたみたいで、「Study: 大阪関西国際芸術祭」がこれからがどのように発展していくか楽しみです。(その前にぼくは、「Study: 大阪関西国際芸術祭」が一番似ているなと思った音楽とテクノロジーのフェス「サウス・バイ・サウスウエスト」に、今年は行ってみようかなと思いました。)
2023年12月に開催される「Study:大阪関西国際芸術祭 vol.3」についても、先日発表になりました。詳しくは、こちらの記事へ。
Source: Study: 大阪関西国際芸術祭, Photo: Kohei Matsumura