健康管理用スマートリング「SOXAI Ring(ソクサイ リング)」を開発、販売するSOXAIは5月22日、健康管理機能とタッチ決済機能も併せ持つスマートリングの開発に成功したと発表した。
今後、国内外の大手企業らと連携を強めながら、2024年以降のサービス化を予定する。健康管理とタッチ決済を搭載したスマートリングは世界初の製品になるという。
SOXAI Ringは、バイタルセンシング機能を搭載した、日本初のスマートリング。2021年12月16日付でAmosから社名を変更したSOXAIが開発、販売している。
幅7.6mm、厚み2.5mmという世界最小サイズが特徴で、心拍数、心拍変動、血中酸素レベル(SpO2)、体表面温度、活動量といったバイタルデータを装着者に負担を与えずに測定できる。取得した情報は、独自のアルゴリズムで分析し、睡眠状態、活動状態、ストレス状態などをモバイルアプリ上で表示可能だ。
同社によると、SOXAI Ringの販売を通じて、多くの人から決済機能に対する要望があったという。
決済機能の搭載により、日常生活における利便性の向上に加え、日常生活におけるSOXAI Ringの利用機会が増加。それに伴い、継続的な健康管理を自然な形で促進できる。また、利用者のヘルスケアデータに購買データを組み合わせ、パーソナライズされたヘルスケアアドバイスを提供できるとしている。
今後は、NFC決済機能と同様の技術で実現可能な「自宅ドアの施錠機能」や「オフィスビルへの入退館機能」などの機能を拡張していく。
特に「オフィスビルへの入退館機能」は、従来のカード型の社員証をスマートリングでリプレイスできる可能性を持ち、企業のデジタル化や社員の健康増進を同時に推進できるという。