レイバンとのMetaグラス触ってみた。年内の機能アプデ、話はその後ですね

老舗サングラスメーカーRay-Ban(レイバン)とコラボしたMetaのスマートグラス。その自然かつスタイリッシュなデザインがまず魅力的ですよね。Metaの開発者向けカンファレンスMeta Connect 2024では、新たにAI強化機能が発表されました。

発表会のデモ会場で、米Gizmodo編集部がRay-Ban Metaスマートグラスの実物に触ってきました。うーん、本気だすのは注目の機能がリリースされてからかな。そう、発表された機能が今すぐすべて使えるわけではないのです。

以下、触ってみた感想です。


Ray-Ban Metaは、カメラも搭載しているスマートグラス。こっそり写真も撮れちゃいます。が、Metaが思い描く未来は、カメラ搭載のアクセサリ(メガネ)ではなく、日々の生活で役立つアシスタントとなるメガネ。AIの居場所となるメガネなのでしょう。

Meta Connect 2024では、Ray-Ban MetaスマートグラスのAI強化型新機能が発表され、デモ会場でそのうちのいくつかを実際に試してきました。

試すことができたのは、通知とQRコードスキャン機能。現時点では未リリースの機能(年内リリース予定)についてはデモもなし。個人的に期待していて1番使ってみたかったのは、AIによるライブ翻訳(英語、フランス語、イタリア語、スペイン語)だったので残念。

リマインダー機能は本領発揮できていない

リマインダー機能では「パンを買うのを忘れないように!」というシチュエーションを試してみました。本当にやりたかったのは、特定の場所・エリア(例えばパン屋さんの近くや商店街など)に行くとリマインダーが発動されるという仕掛けでしたが、現時点では位置情報は使えないと、やんわりNG。じゃぁ、どうリマインダーされるのかというと、自分でリマインドする時間を事前に設定しておくのです。…うーん。…うーーーーーん。めちゃくちゃ役に立つ可能性は感じるものの、今はそのチャンスをものにできていない感じがすごい。

他にリマインダー機能の1部として使えるのが、例えばパーキング。AIに「どこに停めたよ覚えておいてね」と伝えておけば、帰りのパーキングで尋ねることができます。ただ、これも覚えておいてねっていちいち言わなくても、覚えておいてくれたらアシスタントとして気が効くのになぁと思わずにはいられなくて。つまり、位置情報をうまく使えたらもっと飛躍するだろうにってことです。

なので、今どうこうというより、これからに期待するねという印象でした。

Image: Florence Ion / Gizmodo

その他

QRコードのスキャンも試しましたが、これはコードスキャンしてリンク先をスマホで表示するだけ。また、道路標識の翻訳をすることもできます。音楽対応サービスも増え、Spotify、Amazon Music、Audible、iHeart Radioが利用可能。曲を聴いてみましたが、低音はそんなに効かないまでも全体的な雰囲気は十分伝わる程度には音質よし。

とりあえずは、AI強化型機能とやらがすべてリリースされてから。話はそれからですね。

Source: Meta