夏の定番といえば「そうめん」。ツルッとしたのどごしで、暑くて食欲のないときでも不思議と食がすすみます。
でも、暑い時期はそうめんを茹でるためのお湯を沸かすだけで汗だくに……。一度にたくさん茹でておいて、冷凍うどんのように冷凍庫に常備してあると便利そうですが、そもそも、そうめんって冷凍できるのでしょうか?
そこで今回は、そうめんを冷凍するときのコツと解凍方法を紹介します!
茹でるときのポイントは「酢」
そうめんを冷凍するときは、パッケージに記載のゆで時間より30秒〜1分ほど短めに茹で、かために仕上げます。
茹でるとき、ゆで汁に「酢」を加えるのがポイント。
分量は湯1Lに対して酢大さじ1が目安です。酢を加えることで麺の粘りが抑えられ、ベタッとしにくくなる効果が! 酢の匂いは茹でた後にしっかりともみ洗いすることでほとんど残りません。
ちなみに、酢を入れずに茹でたそうめんと酢を入れて茹でたそうめんを6人に食べ比べてもらったところ、「酢を入れて茹でたそうめんのほうがおいしい!」 と全員一致の結果となりました。
冷凍そうめんの茹で方
1. 茹でたら氷水で締め、流水でもみ洗いします。しっかりと水切りをし、少量のごま油を麺全体にまぶします。
麺の表面を油でコーティングしておくと、解凍後にほぐれやすくなりますよ。
2. 茹でたそうめんはフォークでくるくるっと巻き、1個あたり30〜40g程度にして冷凍するのがオススメ。
小分けにしておくと少量だけ使いたい時に便利。解凍の時短にもなりますよ。
3. しっかりと凍ったらフリーザーバッグにまとめるのが◎。収納スペースを取らずにストックができますよ〜。
カンタンな冷凍そうめん解凍法
電子レンジで解凍する場合
冷凍したそうめん2個の解凍時間は、600Wの電子レンジで30〜40秒が目安。2個増えるごとに10秒ずつ延長してくださいね。
お皿に並べて解凍し、そのまま食卓へ。小分けにしたものを一つずつ取り、めんつゆの中でほぐしながら食べることができるので、麺がくっついて取りづらい……ということもありません。
そうめんチャンプルーにする場合は、解凍してから炒めた具材と混ぜ合わせるのがオススメです。
熱湯解凍の場合
お椀に冷凍したそうめん1個を入れて、めんつゆ大さじ1と熱湯120mlほど注ぎます。30秒ほど待つと麺がほぐれて温麺ができます。
一年中、冷凍そうめんが大活躍しそう!
冷凍そうめんは茹でたての食感には劣るものの、ひと工夫することでおいしく食べられます。
特にお椀でつくる温麺は家族にも大人気! 冷房をつけながら寝ることも多いこの時期は、朝食に温かい温麺を食べると体も心もほっこり。
冷凍そうめんのストックで暑い夏を乗り切れそうだ〜!
Photo: 渡辺 文芽