株式会社PAY ROUTEは、インドで金融サービスの提供をしているKadamba Intrac Private Limitedとインドでの認証のセキュリティレベルの向上を目的に共同研究を開始する。
■Kadamba Intrac Private Limitedと共同研究を開始
同社は、個人が特定できてしまうであろう番号との紐づけを一切しないID/パスワードレスを可能にする「ROUTE CODE」を展開している。今回、新たな取引方法のデジタル化に向けて認証のセキュリティレベルを向上すべく、Kadamba Intrac Private Limitedと共同研究を開始する。
インド国内ではオンラインバンクでの送金時等にワンタイムパスワード(OTP)の利用が必須だったが、ハッキングやフィッシング詐欺の多発により、ワンタイムパスワード(OTP)だけでなく、他の認証技術の導入が求められていた。
そして、今回、ROUTE CODEをキーにしたセキュリティ分野において、インドと日本での交流を深め、双方の技術や活用ノウハウを共有・融合し、さらなる進化を目指す。その技術を、ユーザー起点で企業での業務に留まらず、フィッシング詐欺等で被害に遭ったり、ネットショッピング等の利用に不安を持つ消費者の生活に対して、ROUTE CODEと決済サービスを組み合わせた「ROUTE PAY」の展開も視野に入れ、安心・安全を届け続けることができる未来をこの両社の取り組みを通して実現する。
■共同研究の詳細
本目的は、Kadamba Intrac Private Limitedが運営するサービスにログインし、ログインと送金を認証および完了する際の認証のためのROUTE CODEの使用に関する調査を行うことで、ROUTE CODEとカダンバイントラクトのサービス間の接続テストを実施し、インドのファイナンスセキュリティの安全性を向上させること。
具体的には、Kadamba社内スタッフ約80名で下記サービスのテストを行う。
・人材管理ソフトウェア (サービスログイン)
・コンテンツ管理システム(サービスログイン)
その後、一般ユーザー向けに展開している下記2つのサービスで接続テストする。
・Eコマース(サービスログイン)
・DMC銀行(サービスログイン・送金時の認証)
インドユーザーの意識調査を行うため。Kadamba Intrac Private Limitedサービスでの実証実験後、アンケートによる調査結果を共有し、課題点を双方で調整し、インド国内へのサービスインを行っていく。
■Kadamba Intrac Private Limited, Director Sri, Anantkumar Hegde 氏のコメント
ROUTE CODEは、従来のID/パスワード利用を前提としない、全く新しい観点から生まれたセキュリティ技術だと思いました。ID/パスワードを使用しないセキュリティ技術なので、ID/パスワードのハッキング、フィッシング詐欺リスクは理論上ほぼ不可能であることは驚くべき価値だと捉えています。しかも、IDやパスワードも利用しない認証により、クレジットカード情報を含む個人情報が盗用されることなく、今まで以上にセキュアなログインや決済等を行うことが可能であることも強みです。
銀行、電子商取引、内部管理システム分野等のグループ企業や取引先、さらに関係する消費者の数は莫大です。そうした企業体やそれらに関わる消費者が、個人情報や金銭に関わるやりとりにおいて、何不自由なく安心感のある日常生活が価値として創出できる状態をPAY ROUTEと共に創り上げたいと考えています。
〇Anantkumar Hegde 氏 の経歴
インドの政治家であり、元技能開発・起業家精神担当国務大臣、現職のウッタラ・カンナダ選挙区国会議員。
インド人民党(BJP)の党員でありながら、国民統一党(RSS)のボランティアとしても活動している。
また、科学技術、銀行・金融サービス、コミュニティ企業、電子商取引など幅広い分野の事業を経営している。
■株式会社PAY ROUTE 代表取締役 田川 涼 氏のコメント
この度、弊社の技術であるROUTE CODEにインドよりご関心を持っていただき、金融上の取引における安全性の向上や個人情報の盗用を防ぐ認証技術の研究を両社間で実施することとなりました。フィンテック大国とも言われるインドの企業より採択いただけたことは非常に誇らしく思ってます。その後の動きを通してKadamba Intrac Private Limited、さらにインドにおける認証技術のセキュリティ向上に寄与できるよう努めてまいります。
昨今、利用者が増加しているキャッシュレス決済であるクレジットカード・QRコード・口座紐付け、銀行間の送金、サービスへのログインや管理など、全てのサービスのスタートは「認証」から始まります。キャッシュレス業界に関わる弊社だからこそできる新しい「認証」と「決済」(ROUTE PAY)で、世界が認める安全な仕組みを創り上げていきたいと思います。
PAY ROUTEは現在日本を中心に事業を展開していますが、日本のみならず海外の市場でも複合フィンテック企業として貢献ができるということを改めて証明をしてまいります。
■ROUTE CODEとは
ROUTE CODEとは、個人が特定できてしまうであろう番号との紐づけを一切しないID/パスワードレス認証を可能にする技術で、サービスに表示された4桁の数字をスマホに入力することでログインが完了する。スマホ1台での利用の場合でも認証ボタンをタップするのみでログインが可能となり情報が漏洩する心配もなく、安心してご利用いただけることも特徴だ。
BitCoin/ブロックチェーンなどの根底を支える非常に強固な暗号技術による認証手法を採用し、かつID/パスワードに変わる高度な認証=公開鍵認証を利用。さらにユーザーとサービスの双方向認証を実現したことで、フィッシング詐欺等の偽サービスによるなりすましや個人情報の盗用を未然防止することができる認証技術だ。
※本製品・サービスは、権利を保有する株式会社プラットフィールドとのライセンス契約に基づき提供される。
■ITライフハック
■ITライフハック X(旧Twitter)
■ITライフハック Facebook
■ITライフハック YouTube
■ITビジネスに関連した記事を読む
・全国どこでも後悔のないお葬式ができる世界を目指す!燦ホールディングスときずなホールディングスが経営統合へ
・日本初、高校生活動・大会サポート活動に参加した高校生にNFTを配布!「ポカリスエット インハイNFT」ラウンドテーブル
・売れ筋上位は飲料水!インタセクト・コミュニケーションズ、WeChat Pay決済対応「ウォークスルー型」無人店舗
・EY調査、EHS(環境・労働安全衛生)の取り組みが企業価値向上に影響
・ナオセル、IVS2024 KYOTOに出展!シモキタ(下北線路街 空き地)・長野県白馬村でスマホ回収スポットの実証実験を実施