福井コンピュータ株式会社は、地籍調査・14条地図作成システム「Mercury-LAVIS」をアップデートして7月18日に提供開始すると発表した。
同システムは、法務局データから貸与される登記事項要約書CSVを利用して、地籍調査および14条地図(登記所備付地図)整備におけるD工程からH工程までの一連の業務を支援するもの。「管理プログラム」「事務支援」「公図CAD」「地籍計算」「地籍CAD」の5つのプログラムで構成されている。
今回のアップデートでは、主に地方公共団体と民間地籍事業者および公共嘱託登記土地家屋調査士協会における業務効率化を支援する機能として、「地籍測量の成果」「街区境界調査」「14条地図の成果」「窓口業務の一筆詳細図」などの機能を強化するとともに、「R5地籍測量の記載例」「成果の検査」「外部ファイル取扱い」など全58項目の機能強化を図っている。
公図CAD機能については地図XML形式で公開されている登記所備付地図データの配置編集にも対応し、重なって表示される地図XMLから統一した縮尺による再配置を行える。
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