京セラ、VRChatに展示ブース–光を使った無線通信技術や水中ドローンを体験

CNET Japan

 京セラは6月28日、VRメタバースプラットフォーム「VRChat」上に「京セラレーザーコンセプト製品バーチャル展示ブース」を開設すると発表した。

 期間は6月29日~7月2日で、時間は20時~23時。ガイド付きツアーを1日3回、20時~、21時~、22時~開催予定だ。ワールド名は「Kyocera Laser World」で、VRChat ID「kyocera1」にJoinする。


Kyocera Laser World

 展示ブースのコンセプトは、自然との共創だ。省電力なレーザー製品が作る安心安全な暮らしと自然環境保護を美しいバーチャル空間で表現した。「製品展示と技術説明を行うメインパビリオン」「海中資源・施設を維持するレーザー光源の未来を描く海中洞窟」の2つのエリアで構成する。

 ブース内では、レーザー照明を活用した懐中電灯や、現在開発中のマルチスポット照明、車載用ヘッドライト、レーザー通信Li-Fiキットを展示。アバターが手に取って間近に見られる。半導体レーザーの仕組みを説明するコーナーでは、「半導体」「光励起(ひかりれいき)」「半導体レーザー」「Li-Fi」というテーマごとに仕組みを説明する。Li-Fiは、次世代レーザー通信技術で、電波が通りにくい水の中でも大容量の通信ができる技術として注目されている。


今後の実用化が期待される光無線通信搭載の水中ドローンが活躍する様子や、海中の発電施設のメンテナンスや海洋生物の観察などで活躍する水中ドローンをツアー形式で案内

 レーザー光源が創り出す新たな未来と称し、今後の実用化が期待される光無線通信搭載の水中ドローンが活躍する様子や、海中の発電施設のメンテナンスや海洋生物の観察などで活躍する水中ドローンをツアー形式で案内する。

 京セラは、2022年11月にJIMTOF2022の出展ブースを再現した京セラバーチャル展示ブースを開設しており、今回はB2B分野として第2弾の取り組みになる。

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