インド料理屋などでカレーと一緒に出てくるナンを、常々手作りしてみたいと思っていた。
お店では、なにやら大きな壺のようなものの内側にぺたーっと貼り付けて焼いている。タンドゥールという調理釜らしい。
しらべて見ると、タンドゥールはどうも「壺」らしい。ということは、私も壺を買えばナンが焼けるのではないか。
結果的に今回は無理だったんですが、予行練習はばっちりできました!
※2008年8月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。
壺を買い、そしてナンを焼く
壺、というものにどこか微妙な気持ちを持つ人は多いと思う。そもそもは“入れ物”だと思うのだが、付随するものが多すぎて単なる入れ物としてだけでは語れない。
おじいさんが大切にしていたり、博物館に飾ってあったり、下手すると国宝だったりというありがたい意味合いのほか、印鑑と並ぶ2大「買っちゃいけない」ものでもある。
何にせよ、背景にあるのは何か入れ物とは思えない物語の数々だ。
ナンを焼くために今日は壺を買う。「いよいよ私も壺か……」という感慨と軽い迷い。人生において思いのほか早かった壺へのアプローチだ。
すでに壺でナンを焼いている人がいた!
やや尻込む気持ちも沸くなか、焼き方などいろいろ調べているうちになんと既に壺でナンを焼き、しかも成功させている方のブログを見つけた(ブログ「時々、通信。」さんのこちらのエントリー)。
ブログの管理人であるkawatyaki_hさんにご連絡したところ、それは丁寧にやり方を教えてくださったのである。ありがとうございます!
あわせてインド料理のお店にお願いしてプロのナン焼き現場も見学させてもらった。
その様子を見てやっぱりタンドールは壺であること、そしてナンは美味しいということを再確認。
勢いをつけインターネットで壺を注文した。