回転寿司大手のスシローが、醤油ボトルや湯飲みなどを舐め回す迷惑行為をした少年に対し、1億5000万円の損害賠償を求める訴訟を起こしていることが連日報じられている。
そんななか、ファミリーユーチューバーの「いおりくんTV」の動画で、同様の行為をしていたとしてネット上で炎上している。きっかけは3年前に公開された動画だ。
家族がスシローで食事をしている様子を収めた動画だが、ボックス席の奥で2歳の次男が椅子に立ち上がり、醤油ボトルを咥える様子が映っている。両親は気づいていないのか、気づきながらも問題視していないのか、そのまま公開されていた。
その動画が改めて問題視され、SNS上で物議を醸しているのだ。
「いおりくんTVは、現在中学生のいおりくんを中心に、両親と弟で生活の様子などを動画にするファミリーユーチューバーです。YouTubeチャンネルの登録者数は40万人を超え、SNSの総フォロワーは延べ130万人に上ります。ファンは主に小学生とみられますが、最近はいおりくんが音楽活動を始めるなど活動の幅を広げ、さらに母親がモデルであることから男性人気も高まりつつあります。しかし、以前から子供の躾については疑問視する声が多く、子供を持つ親からは『子供に見せたくないチャンネル』のひとつに数えられていました」(芸能記者)
SNS上で炎上状態となると、いおりくんTV側は公式Twitterを更新し、「3年前にスシローで夜ご飯を食べている際に2歳の次男が蓋が閉まっている醤油を咥えた動画が拡散されています。こちらの件については現在弁護士に相談しております。ご心配おかけして申し訳ございません」と見解を発表。
弁護士に相談しているとのことだが、スシローに対してどのような対応を行うのかは不明だ。冒頭の、高校生が醤油ボトルなどを舐めて社会問題にまでなった行為と、いおりくんTVで2歳児がボトルを舐める行為は、悪質さには違いがあるが、衛生面の問題や他の客に与える影響は大差ない。
また、いおりくんTV側は「3年前」「2歳児」「蓋が閉まっている」ということをもって、免罪符としたい意向が読み取れるが、これらを覆す問題が浮上している。
「6月17日に公開された動画で、次男がラーメン店でテーブル上にあるレンゲを舐めて元に戻すという行動をしているシーンが映っていたのです。しかも、その日は体調不良で保育園を休んだと明かしています。そんな子が、レンゲを舐めて元に戻すという行為をしているのに、そのシーンを疑問に思わずに公開しているのです」(同)
視聴者からの指摘を受けてか、現在は当該シーンはカットされているが、問題の動画はSNS上で拡散され続けている。ラーメン店の店名は明らかにされていないが、いおりくんTV側は、この件についても説明し、当該店舗への謝罪するべきだろう。
(文=Business Journal編集部)