健康の要!腸を整えるキーワードは「6時間」


※画像はイメージ(新刊JPより)。

 ここのところ気温が高い日が増えて、目に見えない疲労がたまりやすい時期になっている。風邪をひいたり、体調不良で元気が出なかったりすると、仕事で調子が上がらず、かといって遊びに行っても心から楽しめないといったことになりやすい。人生を充実させるには、まず体調管理やコンディショニングから考えてみるといいかもしれない。

腸を整えることで健康がやってくる

 『突き抜けるコンディション革命』(小林弘幸著、ワニブックス刊)ではコンディショニングの要としてのはたらきに注目。この臓器を整えることで健康状態にいい循環ができるとしている。

 腸とは、単に消化吸収を行ったり、便を作ったりするだけの器官ではありません。全身を巡る血液の質を決定する、「体の要」ともいえる重要な臓器です。(P131より)

 腸のコンディションが整っていれば、質のいい血液が全身に行き渡り、その結果代謝がアップして太りにくくなったり、疲労がたまりにくくなったり、心身の不調が改善したりと、さまざまな健康効果が見込めるという。

健康の要!腸を整える習慣とは

 では、いかに腸のコンディションを整えるか。一つのキーワードが「リズム」だ。特に食事の時間は腸の活動を司る自律神経を整えるのに重要。夕食が就寝時間に近くなると、自律神経が乱れやすい。よく言われているように、夕食は就寝の3時間前まで、できれば夜8時くらいまでにはすませたいところだ。

 また、朝昼晩の食事の間隔は6時間が望ましい。食べたものが小腸の末端に到達するまでの時間が約6時間。このタイミングが空腹感とともに食事をよりおいしく食べられるタイミング。そしてこのリズムが確立できれば腸内環境は飛躍的にアップするという。

 食事は「何を食べるか」ばかりに注目しがちだが、「いつ食べるか」「どんなタイミングで食べるか」も同じくらい重要だ。腸が欲しているタイミングで、リズムよく食べることが腸内環境の整備にはとても大切なのだ。

 また、腸内環境を整える習慣として、朝目覚めた直後、朝食の前に冷水か白湯をコップ一杯一気に飲むのがいいそう。こうすることで腸が刺激され、動きが活発になる。便通の改善に効果的だ。

 人間の体と心、そして自分の体と心を知っているかいないかで健康維持は大きく変わるし、健康状態で人生は大きく変わる。コンディショニングというとスポーツ選手がやるものだと思うかもしれないが、その重要性は一般人も変わらない。

 まもなく厳しい夏がやってくる。暑さに負けずに元気に過ごすために、本書で明かされている知識は役立ってくれるに違いない。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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