サービスエリアにはその土地の名物から屋台の肉串までさまざまな食べ物があるが、真に食べるべきは豚汁。今日はそんな話をさせてください。
豚汁は全てを解決する
サービスエリアで豚汁を食べるべき理由は、端的に言えば次の3つである。
・汁物なのでお好みでおかずを追加できる
・だいたいどこのサービスエリアにもある
この時点で「ああなるほどね」となった御仁においては以降の文章は蛇足にあたるかもしれない。可及的速やかにサービスエリアに赴き豚汁を食べてもらえるとよい。
なんのこっちゃという人は以降の文章を隅々まで読んだのちに可及的速やかにサービスエリアに赴き、そして豚汁を食べてもらえるとよいだろう。
豚汁を食べるべき理由①:早朝、深夜でも食べやすい
サービスエリアにはどんなタイミングで寄るだろうか。もちろん様々なシチュエーションがあり得るだろうが、少なくとも共通しているのは車移動の休憩を行う時ということだろう。
それは日中に限らず、例えば夜のドライブの小休憩や、夜通し車を走らせた明け方のリフレッシュにあたる場合もある。
そんな必ずしもコンディションが万全とはいえないタイミングで、軽くご飯を食べたくなった時。万人をやさしく受け入れ、心と体を温めてくれるのが豚汁なのだ。
ラーメンもカレーも食べられないが、汁物ならばいける日が(特におとなになってくると)人にはあるのだ。
豚汁を食べるべき理由②:汁物なのでおかずを追加できる
汁物である利点はもう一つある。いやいや、豚汁だけじゃなくてもう少しがっつり食べられますよという時にお好みでおかずを追加できるのだ。
その土地の名物のなにか肉やら魚やらを当ててもいい。豚汁で守りを固めておかずで攻めるという戦略が可能というわけだ。
今回はコロッケがついた豚汁定食があったのでそれを注文。わざわざコロッケ付きがあるということは、攻めるべきおかずとしてコロッケが最もおすすめということに違いないのだ。
こういうことである。ここまであーだこーだ言ってしまったが、このビジュアルを最初から見てもらえばよかった。この「腹を満たしつつもまだやれそう感」が豚汁の真骨頂なんだ。
いただきます。
もちろんお店によるので一感想として聞き流してほしいが、豚汁は単品で頼んだ時と定食で頼んだ時で出てくるサイズに違いがある気がする。単品は味噌汁サイズ、定食ではどんぶりサイズだ。
その時のコンディションと相談しながら最適な豚汁をチョイスしてもらえればと思う。
あとよく考えたら長野県は味噌も名物なので、諏訪湖の豚汁も実質的にはただ名物を食べているだけでは?と思ったが、そういう話ではないのでそのような意見は寄せないでください。ただ気づいてしまったのでここに書いておきます。