JR西日本光ネットワーク株式会社（JRWON）は、山陽新幹線ルートの光ファイバーを活用した大阪～福岡間の「イーサネット専用線サービス」の提供を6月1日に開始する。申し込み受付は本日（5月16日）より開始した。
同サービスは、10Gbps（10GBASE-LR）、100Gbps（100GBASE-LR4）の2種類。これ以外の規格も問い合わせに応じるという。サービスクラスはシングルクラスのみ。
接続ポイントを設置しているサービスエリアは、大阪市内（NTTテレパーク堂島、エクイニクスOS1、OS3、デジタルエッジOSA1、NTTスマートコネクト曽根崎データセンターなど）、福岡市内（QTnet福岡第3データセンターなど）、兵庫県内、岡山県内、広島県内、山口県内。QTnet福岡第3データセンター～NTTテレパーク堂島間の約580kmにおける往復遅延時間は5ms台（理論値）だという。
山陽新幹線の直進性の高いルートによる低遅延な回線と、鉄道構造物内に設置していることによる耐災害性の高さが特徴としており、大阪～福岡間のほか、岡山、広島に設置するドロップポイントにより、中国エリアと大阪・福岡エリアを結ぶ回線として利用できるとしている。
