エプソン販売株式会社は5月10日、A4ドキュメントスキャナーの新製品2機種を発表した。「DS-C480W」が7月上旬、「DS-C420W」が6月上旬発売。いずれもオープン価格だが、エプソンダイレクトショップでの販売価格はDS-C480Wが4万8400円、DS-C420Wが3万5200円。
従来機種の「DS-360W」「DS-310」から本体デザインを一新。Uターン給紙/ストレート給紙の2通りの給紙方式を採用したのが特徴。読み取り速度は1分間に30枚・60面(A4カラー/モノクロ原稿、200dpi/300dpiの場合)。
Uターン給紙では、スキャンした原稿がスキャナー本体上部に排出されるため、排紙スペースが不要。設置スペースが限られるカウンターや狭いデスクでも効率的な作業が可能だとしている。
一方、ストレート給紙は、上部から給紙して前面に排紙する方式。パスポート、身分証などのプラスチックカードにも対応できるほか、A3/B4サイズなどの大判原稿を2つ折りにしてスキャンすることも可能だ。なお、DS-C420Wにおいては、パスポートや大判原稿のスキャンには別売のキャリアシートが必要。
インターフェースは、USB 2.0(High-Speed)と、5GHz帯にも対応した無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)。複数のPCでのスキャナーの共有や、スマートデバイスからのスキャン操作も行える。
さらにDS-C480Wでは、PCレスのでスキャンが可能。スキャナー本体のパネル操作のみでスキャンし、ネットワークを介して指定した宛先にダイレクトにデータを送信・保存できる。
この機能を活用して「Weplat クラウド電子保存サービス」へ直接アップロードすることも可能。エプソンでは、同サービスの通常料金とDS-C480W(1台)をセットにして20万円(年間利用料、税別)で提供するキャンペーンも8月下旬に開始する。
本体サイズ(収納時)は、2機種とも、296×104×125mm(幅×奥行×高さ)。重さは、DS-C480Wが約1.9kg、DS-C420Wが約1.8kg。2機種いずれも光学解像度は最大600×600dpi、読み取り解像度は50~1200dpi。TWAIN対応スキャナードライバー「Epson Scan 2」使用時の出力フォーマットはJPEG/TIFF/Multi-TIFF/BMP(Windowsのみ)/PDF/PNG。電源は付属のACアダプター。