シニア層が利用する携帯電話について、60代と70代とでは、AndroidとiPhoneのシェアの変化に違いが見られることが明らかになった。
これはモバイル社会研究所が60~79歳の男女1250人を対象に行なった調査で判明したもの。それによると、もっともよく使う携帯電話を尋ねたところ、60代ではAndroidが45%、iPhoneが40%と、かつてに比べてiPhoneが大きくシェアを伸ばしてAndroidに迫りつつあるのに対して、70代はAndroidが35%、iPhoneが21%と、依然としてAndroidが優勢という。iPhoneが若年層で近年シェアを高めているのは過去の調査で明らかになっているが、60代も一定の伸びが見られるのに対し、70代はそれほどでもないのが興味深い。また、ガラケーについては60代は6%にまで減少しているに対して、70代は依然17%のユーザーが使っていたり、シニア向けスマホは60代が7%にまで減少しているのに対して、70代では24%という高い割合を維持していたりと、同じシニア層というくくりでも60代と70代で明らかな違いがあることが見て取れる。調査ではこのほか地域別の携帯電話の種類なども紹介されているので、興味のある人はリンク先を参照されたい。