EcoFlow Technology Japan(EcoFlow)は、バッテリーを備えたポータブル冷蔵庫「GLACIER」(価格:12万4300円)とポータブルエアコン「WAVE 2」(同:14万3000円)を発表した。家庭、アウトドア、外出先での快適な生活をサポートする。発売は4月26日。
ポータブル冷蔵庫「GLACIER」。左右の貯蔵スペースを分けているプレートはまな板としても使える
GLACIERは、製氷機と取り外し可能な着脱式バッテリーを搭載したポータブル冷蔵庫。298Whの着脱式バッテリーを取り付けると、最長40時間の長時間稼働が可能だ。左右の貯蔵スペースを備え、冷蔵庫+冷凍庫、冷凍庫+冷蔵庫、冷蔵庫+冷蔵庫、冷凍庫+冷凍庫という4通りの組み合わせで使える。
120Wのコンプレッサーを搭載し、急速冷凍モードに設定すると、最短15~20分で冷却でき、エコモードでは効率を優先した長時間稼働を実現。別売の着脱式バッテリーは、ノートパソコンや携帯電話などの小型電子機器のポータブル充電器としても使用できる。
製氷機では、12分で18個の氷を作ることができ、氷のサイズも大小から選べる。ポータブル電源のほか、AC電源、シガーソケット、ソーラーパネルから給電が可能だ。
約12分で18個の氷を作れる
氷のサイズも大小から選べる
EcoFlow Technology Japan マーケティングディレクターの中井拓氏は「冷蔵、冷凍機能が合体し、さらに持ち運べる画期的な製品。急に保冷が必要になったり、氷を買いに行かなければいけないときなどに対応できる。車中泊やアウトドア、釣りはもちろん、ライブなどのフェスやイベント周り、さらに医療シーンなどでも使えると思っている」とコメントした。
料理研究家の野口英世氏はGLACIERとポータブル電源を使って、ガスパチョとスムージーを披露した
WAVE 2は、現行機のポータブルクーラー「WAVE」を強力にアップグレードした新モデル。クーラーからエアコンへと名称も変更し、空間温度を約5分で10度下げる1500Wの冷却機能と、約5分で10度上げる1800Wの暖房機能を搭載する。
別売の着脱式バッテリーを取り付ければ、最長8時間の運転が可能。「省エネモード」「おやすみモード」「急速モード」という3つのモードも備える。
「WAVE 2」(左)。「WAVE」(右)よりもコンパクトになった
ゲストとして登場したアウトドアナビゲーターの渡部郁子氏。「リモコンも使えるので、外に置いた時に離れた場所から操作できるのはうれしい」とコメントした
「ポータブルエアコン市場はエアコン市場に比べ小さいが、今後成長が期待されている分野。車中泊をしながら使う人がメインだが、自宅に室外機を置くスペースがないなどの事情から自宅で使っていただいているケースもある。WAVEよりも冷却力が向上しコンパクトになったほか、静音性も増した」(中井氏)と進化点を説明した。
発表会では、日本未発売となる芝刈り機「BLADE」も披露した。カメラと赤外線により自動的にルートを決めて芝を刈れる自動運転機能を持つ。バッテリー内蔵で最大約4時間の可動が可能。アプリからコントロールができ、芝刈り終了後は自動で充電スペースに戻る。
日本未発売となる芝刈り機「BLADE」