ニコニコ超会議2023の「超歌舞伎」、中村獅童さんとAI技術による「獅童ツイン」の共演も

CNET Japan

 ドワンゴは、4月29日と30日に幕張メッセで開催する「ニコニコ超会議2023」における大型企画のひとつ「超歌舞伎 Powered by NTT」について、演目のあらすじや演出面など詳細情報を公開した。

 「超歌舞伎」は、歌舞伎俳優である中村獅童さんとボーカロイドキャラクター初音ミクが共演し、伝統文化と最新テクノロジーが融合した新時代の歌舞伎公演。8年目を迎える今回は、2021年のコロナ禍で初演された「御伽草紙戀姿絵(おとぎぞうしこいのすがたえ)」を技術面などさらにスケールアップした演出で上演するほか、幕張メッセでは初お披露目となる澤村國矢さん主演のリミテッド・バージョンも上演するという。

 「御伽草紙戀姿絵」は、土蜘伝説(つちぐもでんせつ)を題材とした歌舞伎作品をふまえ、初音ミクの代表曲のひとつ『ロミオとシンデレラ』の世界観を融合し、書き下ろされた演目としている。

「超歌舞伎 御伽草紙戀姿絵(おとぎぞうしこいのすがたえ)」
「超歌舞伎 御伽草紙戀姿絵(おとぎぞうしこいのすがたえ)」
2021年に上演された「御伽草紙戀姿絵」の様子
2021年に上演された「御伽草紙戀姿絵」の様子

 舞台演出では、NTTが開発した超高臨場感通信技術「Kirari!」を活用した“分身の術”をはじめ、NTTが研究開発中のAI技術「Another Me」を活用し、中村獅童さんの声や表情、身振りを学習した本人そっくりの「獅童ツイン」が登場。中村獅童さんとも共演するという。このほか、観客席にはこれまでにない臨場感と没入感を体験できる新たな空間音響演出を用意するとしている(※新たな空間音響演出は、超プラチナ席限定の演出)。

「獅童ツイン」イメージ
「獅童ツイン」イメージ

 このほか、会場となるイベントホール2階ロビーでは、本編の衣裳を纏った初音ミクと横並びで写真撮影を楽しめる「あいせき幻燈茶屋」を設置する(※超歌舞伎チケット購入者またはニコニコのプレミアム会員限定)。

 本公演の模様はニコニコ生放送でライブ配信され、全編無料で視聴可能。また、4月22日20時から、「夏祭版・今昔響宴千本桜」(2020年8月公演)をニコニコ生放送で初めてアーカイブ配信を行う。

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