二度見した。比喩とかではなくマジで二度見した。なぜかというと、そのゲームが筆者が以前からプレイしていた「アビスリウム」という作品にあまりにもそっくりだったからである。
そっくりさんのタイトルは「オーシャン-心の海」。両方のスクリーンショットを何も知らない人に見てもらったら、「同じゲームじゃないの?」と言われてもおかしくなさそう。
逆に内容もどれだけ似ているのか気になってくるな……。ということで、実際にインストールして確かめてみることにした。
・あまりにも似てる
まず最初に、アビスリウムがどんなゲームなのかを説明しておこう。
海の中が舞台の癒し系のゲームで、2016年に配信が始まった。画面をタップすると左下に表示されている「生命力」と呼ばれるエネルギーが増えていくので……
そのエネルギーを消費して、様々な海の生き物を生み出そう。
生き物を増やすと殺風景な海がどんどん賑やかになっていって、自分好みの海中風景を作れるぞ。
これを踏まえたうえで、オーシャン-心の海がどんなゲームなのかを見ていこう。配信が開始されたのは2022年で、舞台はアビスリウムと同じく海の中。
さっそく起動してみると……なんだか寂しい雰囲気の海が表示された。たった一人で泳いでいる女の子は「ルナ」といい、「月のカケラ」を作る能力を持っているらしい。
「月のカケラ」を消費すると……
海の生き物が生み出され、静かな海がどんどん賑やかになっていくぞ。
……
同じじゃない!? 同じじゃないこれ!? テーマもデザインも、アビスリウムの新作か同じ会社が作った作品と思ってしまいそうなくらいの一致率だ。
しかしストアを見てみると、しっかり別々の会社名とクレジットが表記されている。「ねえこれ本当に大丈夫? いつか怒られない……?」と、なんだか余計な心配をしてしまいそうになった。
・一応違いもあった
ただ、よくよく比べてみるとアビスリウムとの違いも一応見つけることができた。
まず、オーシャン-心の海はタップでエネルギーを生み出すことはできない。時間経過で徐々に増やしていくか、生み出した魚から出てくるハートマークをタップして受け取るかのどちらかだ。
海とはまた別の「金魚鉢」というエリアで金魚を育成するイベントも開催されていたぞ。育てた金魚は海に放流したり、売却してエネルギーに変えたりできる。
また、カメラの機能も充実している。アビスリウムでは基本的に撮った写真がそのままの状態で保存されるけれど、オーシャン-心の海ではぼかしや色の変化など軽いエフェクトをかけられる。
動画を撮影することも可能で、魚たちのリアルな動きをしっかりカメラフォルダに残しておけるぞ。
ゲームの目的や やることはほとんど同じだし、個人的には「縦持ちで遊びたいならアビスリウム、横持ちで遊びたいならオーシャン-心の海」くらいのノリでどちらをプレイするか決めてもいいなと思った。
・海の生き物に癒されよう
世の中にはいろんなアイデアが溢れているわけだし、似たようなゲームがリリースされるのはよくある話だ。だけど、ここまで共通点の多いゲームを見たのは初めてだったのでちょっとびっくりしちゃったな……
とはいえどちらも綺麗なグラフィックや海の生き物に癒されるゲームであることに変わりはないので、気になる方は是非プレイしてみていただきたい。
どちらのゲームにも実際に海で暮らしている様々な種類の生き物たちが登場するので、遊んでいるうちに知識が増えていくという点でもおススメだぞ。
参考リンク:アビスリウム、オーシャン-心の海(iOS)、オーシャン-心の海(Android)
執筆:うどん粉
ScreenShot:© WEMADE CONNECT、© LIGENSOFT