Agility Robotics、二足歩行ロボット「Digit」を刷新–人間とのやり取りがスムーズに

CNET Japan

 これまで頭部のなかった倉庫ロボットが、顔なしロボットではなくなった。

Digitロボット
二足歩行ロボット「Digit」
提供:Agility Robotics

 Agility Roboticsが米国時間3月20日に発表した二足歩行ロボット「Digit」の最新版は、Digitとして初めて頭部が搭載され、エンドエフェクター(人間の手にあたるロボットの部品)も再設計された。手足を持った身長175cmのこのロボットは、倉庫などの物流施設で人間と一緒に作業できるように作られている。

Digitロボット
提供:Agility Robotics

 今回の改良の狙いは、人間と人型ロボットのやり取りを改善することだ。頭部とデジタルの顔が追加されたことで、人間がDigitのやろうとしていることをより正確に判断できるようになる。「直感的に使える方がいいに決まっている」と、Agility Roboticsで最高技術責任者(CTO)を務めるJonathan Hurst氏は、米CNETの取材で語った。

 「このライトはこういう意味で、この音はこういう意味だなどと人々をトレーニングする必要はない。ボディーランゲージと表情からロボットの意図を読み取れるようにしたからだ」と、同氏は言う。Digitの最新バージョンと実際の動作について詳しくは、動画を見てほしい。

 Agility Roboticsによれば、この最新版のDigitは2025年初頭に出荷が開始される予定だという。同社はまだ価格を設定していないが、現行モデルの25万ドル(約3300万円)を下回ると米CNETは予測している。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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