IPA（情報処理推進機構）が3月31日に実施したサイトリニューアルで、リダイレクトの措置なくURLを全面的に変更し、各方面からの苦情が殺到している。
IPAの公式Twitterはウェブサイトリニューアルについて、同日付で告知を掲載。多数のURLが変更されたことを明らかにし、「ウェブリンクをブラウザの『お気に入り』などに登録されている場合は新しいURLに変更いただきますようお願いいたします」とツイートしている。主要なページについては、リニューアル前のページに対応する新しいページをサイト上で案内しているが、リダイレクトは情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験の情報など一部を除いて設定されておらず、ブックマークしているユーザーは全て手作業での対応を強いられることに。また、オープンソース系の技術解説記事を中心に多数のコンテンツが掲載終了となったことが明らかになっており、これらについては国立国会図書館の「インターネット資料収集保存事業WARP」を参照するようアナウンスしているが、何が掲載終了になったのかは不明なまま。ユーザーからは批判の声が多数上がっているが、IPAはこれらに一切反応せず「今後も引き続き、内容や利便性の改善を図ってまいりますので、よろしくお願い申しあげます」とだけコメントしている。
