DOS環境からChatGPTを利用できるクライアントプログラム「doschgpt」が登場した。エンジニアのYeo Kheng Meng氏(@yeokm1)が自身のGitHubにて公開している。
doschgptは、ChatGPTのAPIを利用し、AIとのチャットをDOS環境上で実現するプログラム。同氏のデモ動画では、Intel 8088(4.77MHz)やMS-DOS 6.22などを搭載した「IBM 5155 Portable PC」上でクライアントを起動し、実際にChatGPTとチャットを行なっている様子が確認できる。
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同氏は、3年半前にWindows 3.1上で動作するSlackクライアントを制作。今回はより古いプラットフォーム向けに開発しようと考え、ネイティブのネットワーク機能がなく、より処理能力が低くコーディングが難しくなるDOS向けの制作に挑戦したという。今回の取り組みについては、とても楽しい体験だったとしており、最新のWindows OSでコンパイラを実行できるようにしたことで、Slackクライアントのときよりは容易に進められたという。
なお、コーディングに際してChatGPTには助言を求めなかったが、それはそれとして作れるかどうかを聞いてみたところ、「DOSは時代遅れのOSで、開発に必要なツールやリソースがない可能性があるため、制作は難しいことを心に留めておいてください」と答えたという。
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