【正直レビュー】セブンのカップラーメン「すみれシリーズ」の『最高に面倒で最高にうまい。』と『札幌濃厚味噌』を食べ比べてみた

ロケットニュース24

セブンイレブンのカップラーメンと言えば、何と言っても「名店の味シリーズ」だ。コラボしている店舗は「蒙古タンメン中本」「一風堂」「とみ田」など、ラーメン好きなら知らない人はいないくらいの名店ばかり。その中でも、とりわけ種類が多い名店のコラボ商品が、北海道の人気味噌ラーメン店「すみれ」だ。

「すみれ」が監修した商品はカップラーメンだけにとどまらず、ワンタンスープ、冷凍チャーハン、チャーシュー、生麺タイプなど、多岐にわたる。

その「すみれ」のカップラーメンが、現在2種類同時に発売していることはご存知だろうか? 以前から販売されている『すみれ 札幌濃厚味噌』と、もうひとつは先月発売となった『最高に面倒で最高にうまい。すみれ 特濃芳醇みそ』だ。

「何がどう違うのか?」そんな疑問がセブンに行くたびに湧き始めた結果、この2種類を食べ比べてみることにした。その感想を正直にレビューしようと思う。

・商品の比較

同じ「すみれ」の味噌ラーメンなのに、何が違うのか? それでは、価格から見てみよう。まず『すみれ 札幌濃厚味噌』は税込で300円。


一方の『最高に面倒で最高にうまい。すみれ 特濃芳醇みそ』は、税込で429円とカップラーメンの中でも、かなり高めの部類に入る価格設定だ。


そして商品の特徴だが、『すみれ 札幌濃厚味噌』は「すみれ史上 最上級スープ」をキャッチフレーズとしている濃厚味噌のスープが人気の商品。セブンのブランドでは「セブンプレミアムゴールド」に位置している。


対して『最高に面倒で最高にうまい。すみれ 特濃芳醇みそ』は、セブンプレミアム15周年記念として作られた数量限定販売の商品。具材は一切入ってなく、麺とスープだけで勝負する「一蘭」のカップラーメンと同じスタイルだ。


そして『すみれ 札幌濃厚味噌』は1食当たりの量が143gで、カロリーは564kcal。


一方『最高に面倒で最高にうまい。すみれ 特濃芳醇みそ』は1食当たりの量が172g、カロリーは699kcal。具材が入っていないにも関わらず量が多いこともあり、なかなかの高いカロリー数だ。


・調理開始

それでは食べ比べを行なうべく、調理に移ろうと思う。


まずは『最高に面倒で最高にうまい。すみれ 特濃芳醇みそ』の方から作っていく。こちらは「最高に面倒で」という商品名にある通り、熱湯を「2度がけ」する必要がある。


よって、こちらから調理開始!


まず、お湯を入れて……


「特濃芳酵味噌スープ」と「特製香味ラード」をフタの上に乗せて、4分待つ。


その間に『すみれ 札幌濃厚味噌』の調理に取り掛かる。


かやくを入れてから熱湯を注ぐ。


こちらも「液体スープ」をフタの上で温めて、5分待つ。


その後『最高に面倒で最高にうまい。すみれ 特濃芳醇みそ』の方を湯切りして……


「特濃芳酵味噌スープ」を入れた後に、再び熱湯を注いで……


さらに待つ。「最高に面倒に」と言うほどでは無いが、まあまあ面倒だ。


そして『すみれ 札幌濃厚味噌』の方に液体、粉末の2つのスープを入れて……


『最高に面倒で最高にうまい。すみれ 特濃芳醇みそ』の方にも、「特製香味ラード」を入れて……


2つとも調理終了!


・食べ比べた率直な感想

それでは、いよいよ食べ比べに挑戦してみる。まずは『すみれ 札幌濃厚味噌』から。


ぶっちゃけ、過去に何回か食べたことがあるので味の想像はつく。しかしスープに改良が加えられているらしいので、改めてその実力を味わおうと思う。

うん、美味い!


「濃厚味噌」の名に恥じない、見事な濃厚さ。人によっては濃すぎると言う人もいるかもしれないが、個人的には好きな味だ。

麺はノンフライでコシ強め。ちぢれ麺なので、濃厚スープとの絡みもバッチリ。ハッキリ言って、カップラーメンの中でも上位に位置するクオリティではないだろうか?


次に『最高に面倒で最高にうまい。すみれ 特濃芳醇みそ』を食べてみる。


こちらは初めて食べるが、具材なしの麺とスープのみという、絶対的な自信がうかがえる商品。果たして、その実力は……

ん〜、なるほど。


「特濃芳醇みそ」とあるが、味噌の濃さで言えば圧倒的に『すみれ 札幌濃厚味噌』の方に軍配が上がる。そもそも使用している味噌が違うのかもしれないが、同じ「すみれ」の味噌ラーメンでも、これは全くの別物と言っていいだろう。

そして少し食べ進めたところで、「おろし生姜」を入れてみる。


「お好みで少しずつ〜」とあるので、レンゲで少しずつ溶かして入れていく。


そして、再び口に運ぶと……

うん、味が締まった感じだ。


おろし生姜と、このカップラーメンで使っている味噌との相性が良く、この味噌特有のまろやかさを残しつつ、ピリッとしたアクセントが引き立っている。


そして、食べ比べが終了。


率直な感想だが、個人的には『すみれ 札幌濃厚味噌』の方がカップラーメンとしてのクオリティが高いと感じた。味噌の好みによるが、『最高に面倒で最高にうまい。すみれ 特濃芳醇みそ』の方は、「期待ほどでは無かった」と感じてしまった。

ただ、あくまで今回の食べ比べは私個人の評価によるもの。人それぞれ好みがあると思うので、興味がある人は実際に購入して食べ比べてみてはいかがだろうか?

参考リンク:セブンイレブン 
執筆:耕平 
Photo:RocketNews24.

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