美和ロックは3月10日、送り状の番号が通行キーになる、戸別宅配システム「ココ配」のサービスを、4月より開始すると発表した。
戸別宅配システム「ココ配」運用の流れ
ココ配は、宅配荷物に貼付されている送り状(伝票)の番号またはバーコードを、ワンタイム通行キーとして利用する個別宅配システム。マンション入口の共用部用の「コード・テンキーリーダー」、専有部用の「PiACKIII Smart」を設置することで、それぞれ通行キーによる通過が可能となる。
共用部用「コード・テンキーリーダ」(左)、専有部用「PiACKIII smart」(右)
配送業者は、送り状(伝票)番号を、ゲートに設置されたコード・テンキーリーダーにかざしてゲートを通過。入居者情報を照合して通行可否を判定するため、物件宛の宅配荷物を持っている配達員のみマンション内に立ち入ることができる。エントランスのみではなくエレベータのセキュリティにも対応可能だ。
マンション内では、伝票番号の下4桁をスマートロックに入力し、宅配ボックスを解錠。配送完了後は、通行キーとしての機能を無効化する。各住戸では宅配ボックスだけではなく、置き配にも対応可能となっている。
非対面、非対応で玄関先での荷物の受け取りが可能で、入居者がエントランスの宅配ボックスから重い荷物を運ぶ手間が省けるのに加え、再配達の削減により、配送業者の効率化が期待できる。
3月現在の対応配送業者は、ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便、西濃運輸、Amazon、プラスカーゴサービス、ヨドバシエクストリームとなる。特別な端末やアプリを必要とせず、導入が容易なため、より多くの配送業者の利用が可能になるとしている。