鈴木誠也辞退の影響は?元WBCコーチ分析 外野守備に不安残るも…クリーンアップ候補は「状態際立つ」

J-CASTニュース

   ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が2023年3月に開幕する。3大会ぶりの優勝を目指す日本は宮崎県で行われた強化合宿を2月27日に打ち上げ最終調整に入った。今大会は侍ジャパンの主軸として期待された鈴木誠也外野手(カブス、28)が左脇腹の張りを訴え代表を辞退。代役として内野、外野をこなすユーティリティープレイヤーの牧原大成(ソフトバンク、30)が選出された。


  • 鈴木誠也選手(写真:AP/アフロ)

「栗山監督にとって鈴木選手が抜けるのはかなり痛い」

   世界一を目指す侍ジャパンにとって鈴木の欠場はどのような影響を及ぼすのか。J-CASTニュース編集部は、13年WBCで日本代表の戦略コーチを務めた橋上秀樹氏(57)に分析してもらった。

   橋上氏は「栗山監督にとって鈴木選手が抜けるのはかなり痛いと思います」とし、「経験も踏まえキャプテンにしても良い選手ですし、守備がうまく肩も強いし安定している。総合的にみるとマイナス面が大きいのは否めません」との見解を示した。

   日本代表の外野手は、近藤健介(ソフトバンク、29)、吉田正尚(レッドソックス、29)、ラース・ヌートバー(カージナルス、25)、周東佑京(ソフトバンク、27)、牧原らが候補となる。橋上氏は鈴木が抜けた穴を近藤が埋め、牧原はスーパーサブ的な起用になると指摘した。

「ソフトバンクとの壮行試合を見ると近藤選手の状態が非常に良い。おそらく本戦は近藤選手が先発すると思います。その場合、近藤選手を何番に使うか。ヌートバー選手を1番で使うのならば、今の状態を見ると近藤選手を3番に入れても良いと思います。近藤選手の状態が際立っている」

   橋上氏は初戦となる3月9日の中国戦のスタメンを以下のように予想した。

   1番ヌートバー(センター)、2番・大谷翔平(DH)、3番・近藤健介(ライト)、4番・村上宗隆(サード)、5番・吉田正尚(レフト)、6番・牧秀悟(ファースト)、7番・山田哲人(セカンド)、8番・甲斐拓也(キャッチャー)、9番・源田壮亮(ショート)。

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